更新日:2021年8月16日

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新型コロナウイルス感染症拡大防止に取り組む目黒区の事業所を紹介します「株式会社エルグベンチャーズ」

会社情報


代表取締役 吉田光孝さん

所在地

目黒区中目黒1丁目1番45号 nakame BOX 3階

代表取締役

株式会社エルグベンチャーズ
代表取締役 吉田 光孝

電話番号

03-3760-8161

設立

1989年

立ち止まらずに複数人を体温検知可能なシステムを開発

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、施設や病院、オフィスビルなどのエントランスに導入されている体表温度測定スクリーニングシステム。中でも東京・中目黒にあるエルグベンチャーズが開発販売を手がけるスクリーニング用カメラユニット「DEAK1(ディークワン)は人が立ち止まらず動いているままで、しかも同時に複数の人の体温を計測できる画期的なシステムです。
エルグベンチャーズはこれまでテレビ局をはじめとする放送業界に向けて映像関連機器やシステムの販売、レンタルを行ってきた会社で、設立は1989年。もともと工業用サーモグラフィ販売などを手がけていたこともあり、体温計測システムへのニーズへの高まりから2020年の夏に「DEAK1」の開発をスタートしました。
「例えば夏の猛暑日に埼玉・熊谷で気温が何度まで上がったなど、テレビニュースの天気コーナーで温度が上がった部分のみが真っ赤になるといったような、温度上昇を可視化する映像がありますよね。そのシステムを手がけていたというわけです」とは同社代表取締役の吉田光孝さん。
「DEAK1」の開発にあたっては、アメリカ製の赤外線センサーを採用しており、また、国防権限法上も問題ありません。さらに製造はすべて国内で行う国産にこだわり、高い安全性と信頼性を備えているのが特長です。昨年6月から構想をはじめ、同年8月正式に開発をスタート。3Dプリンタを活用した試作品のトライアンドエラーによって、比較的スムーズに開発が進み、昨年末に行われた格闘技の大型イベントでも会場のエントランスにレンタル機材として「DEAK1」が採用されました。


DEAK1(ディークワン)

AI技術の発展がもたらす今後の新しいライフスタイル


顔認証システム

手のひらサイズのカメラユニットのため設置場所を取らず、アプリを立ち上げるだけの簡単操作と、すぐに現場でスムーズに稼働できるスマートなシステムとして好評を得ている「DEAK1」ですが、その背景にあるのが顔認識などをはじめとするAI技術の進化です。
「カメラの画角に人が入ってきた段階でAIの顔認識によって瞬時に体表温度を測定し、異常温度を計測した場合はアラート表示が行われます。エントランスなどを通行する際にいちいち立ち止まる必要がないので、人の入退出の管理がスムーズに行えるのが最大のメリットです」
今後も幅広い施設やオフィスビルなどへの導入が期待されますが、実はこの「DEAK1」に搭載された体表測定スクリーニング機能は本来持つべき性能のほんの一部に過ぎないといいます。
「より充実したシステム構築を目指していますが、最終的には顔認識とより高度なソフトを組み合わせて、新しいセキュリティシステムなども展開したいと考えています。例えばご自宅の家がキーなしで顔認証のみでロック解除されるとか。もちろん、セキュリテイ面での課題もクリアした上での話となりますが」
現状ではまずは新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の一環としての体表温度測定スクリーニングシステムに注力していきますが、「将来的にはニューノーマルなライフスタイルによってビジネスや教育などの形、在りようも大きく変わっていくような気がしています。もともと映像機器を手がけてきた会社なので、その中で映像を通じて社会全体をサポートしていければ本望ですね」。

目黒区商工まつり運営委員会からのお知らせ

新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けている区内事業者を応援するため、めぐろ事業者応援プロジェクトを実施しています。本ホームページは、めぐろ事業者応援プロジェクト第三弾として、新型コロナウイルス感染症拡大防止に取り組む目黒区の事業所を紹介しています。みなさんのご支援・ご協力をお待ちしております。

めぐろ事業者応援プロジェクト

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 中小企業振興係

ファクス:03-3711-1132