更新日:2013年10月1日

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お米の種類

たくわえくん(備蓄米)

消費者の方達の記憶に新しい「平成の米騒動」をきっかけとして、主食であるお米をどのような状況下でも安定的に供給できるようにするため、お米の備蓄制度が作られました。

この制度は、政府が買い入れたお米を全量低温で保管し、一定期間経過後、消費者に「たくわえくん」という愛称で販売しています(いわゆる回転備蓄方式)。このため、消費者の方々に毎年、備蓄米を新米とバランスよく消費していただかないと制度がうまく機能しなくなってしまいます。消費者一人一人が備蓄制度は消費者自身のためのものであることを十分ご理解いただき、備蓄米の消費にご協力いただく必要があります。

「たくわえくん」という名称は、一般公募されたもので、

  • 米の安定供給を図る上で、蓄えておくことが重要
  • 低温倉庫で、大切に蓄えられていたお米である。

などの、備蓄制度や備蓄米の趣旨がわかりやすく表現されていることと、「一般の消費者」に親しみやすいこと。などを考慮した審査の結果、決定しました。

皆様が良く知っているお米

コシヒカリ

昭和31年、福井県農業試験場で育成される。今では日本全国といって良いほど作られる。名前の由来は、熟色鮮美な北陸の品種であることによる。

ササニシキ

昭和38年、宮城県古川農業試験場で育成。昭和の二大品種の一つだが、今はちょっと元気がない。
名前の由来は、父ササシグレの良食味と母ハツニシキのいもち病抵抗性の優れた点を兼ね備えていることから両親の名前をそれぞれ取った。

秋田小町

昭和59年、秋田農業試験場で育成。名前の由来は、秋田県雄勝町小野の里に生まれたと伝わる小野小町なので、美味しいお米として名声を得るようにとの願いから。

ひとめぼれ

平成3年、宮城県古川農業試験場で育成。国内20県で稲作され、秋田・新潟・富山・岐阜県などでも作り始めた。名前の由来は、出会った途端にひとめぼれするような品種であることを表現。

はえぬき

平成4年、山形県農業試験場庄内支所で育成。米どころ山形県で生まれ育ったオリジナル米。名前の由来は、生え抜きの米が大きく飛躍しつづけることを願った。

この他にも多くの米品種が、国内の田んぼで作られています。

新形質米

最近ではもち米とうるち米の中間種・低アミロース米「ミルキークイーン」「スノーパール」「夢ごこち」等のお米が登場しています。

  • 古代米の赤米(うるち米)、黒米・緑米(もち米)もよく目にします。
  • お米の胚芽部分の栄養が高いので、巨大胚芽米も研究されています。
  • 香り米
  • 高アミロース米「ホシュタカ」「夢十色」等、加工米に使用
  • 低タンパク質米はアレルギー体質に良いとされるが、まだまだ研究中です。

21世紀はどんなお米が開発されるのでしょうか。

参考資料

高柳良三著 「はじめまして こんなにあるんだぞ 日本のお米たち」

お米関連の商品

こめ油

こめヌカを絞り・原油を精製・こめ油になります。最近の研究から、こめ油には、植物ステロールが多く含まれているために血中のコレステロール値を下げる働きがあるといわれています。

こめ油の特徴は、加熱に弱い脂肪酸が少なく、油臭さが無く、口当たりもさっぱりしています。これは抗酸化作用が働き、揚物は時間がたつと酸化が激しく、匂いも出てきますが、こめ油は酸化されやすい多価不飽和脂肪酸の含有量がとても少ないためです。

料理にも最適、食べれば身体に良いトコフェロール(酸化防止作用)、特に酸化抑制作用の大きいトコフェロールが80パーセントも含まれています。さらに、こめ油にしか入っていないオリザノール(酸化抑制成分)が含まれていて、酸化しにくい。1日30グラムから60グラムぐらい摂ると良い。

米ぬか

代表的な物にヌカ漬けがあります。昔は、木綿の袋にヌカを入れ床柱や廊下を磨いたりもしました。化粧品の無い時代「身体や髪」を洗う役目をして、こめヌカに含まれるオリザノールが髪や皮膚に良い効果をもたらし、 食べても良いのです。生ヌカだと酸化するので、新鮮なヌカを鍋などで軽く煎ったヌカを使います。料理など、カレーや味噌汁等に最適です。はやめに使い切りましょう。

整腸作用のある食物繊維のほかビタミンB群も豊富に含まれていいます。無洗米から出る肌ヌカはビタミンEを多く含み、園芸用の肥料として使われています。

発芽玄米

玄米も良いですが、もっと良いのが発芽玄米です。

発芽米は特殊な処理をしてほんの少し芽を出させた玄米のことをいいます。玄米から芽を出す時のエネルギーは凄いのです。普段の玄米は冬眠中です、芽を出す時は種子全体が活性化して栄養素も増えます。

(ガンマ)アミノ酪酸(ギャバ)はアミノ酸の一種で、脳内の血液の流れを活発にし、代謝機能を促進する働きがあります。発芽玄米の一粒一粒には、ギャバの他、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがたっぷりと含まれていて、ご飯にすると栄養バランスの良い食生活が出来ます。

  • 白米との混合炊飯が手軽に出来ます。
  • 消化しやすい特徴を持ってます。

その他お米商品は、お酒・味噌・煎餅・だんご・米酢等などがあります。

参考資料

  • 日本テレビ・ジパング、思いっきりテレビより
  • 「知っとく、なっとく、役に立つ お米の話し」(米飯学校給食推進中央委員会)
  • おいしいお米 いつも いつまでも(食糧庁 財団法人全国米穀協会)
  • 全国オリジナルごはんの本(JA全中 全国農業共同組合中央会)
  • 朝ごはんで毎日元気(社団法人日本米穀小売振興会・日本米穀小売商業組合連合会)

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 商店街振興係

ファクス:03-5722-9169