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更新日:2023年12月13日

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碑文谷公園で生物多様性保全林事業を行っています

碑文谷公園生物多様性保全林事業がはじまりました

碑文谷公園で令和3年度より生物多様性保全林事業を行っています。地域の皆さまのご協力を得ながら行う事業で、令和3年度から令和5年度までの3か年事業です。多様ないきものの生息拠点として、碑文谷公園をより良い環境にするため、さまざまな取り組みを行います。

令和3年度の事業の取り組み

令和3年度は、碑文谷公園内の自然環境の現状を把握するため、樹木やいきものの調査を行いました。

事業のスタートとして、地域ボランティアの方と園内のドングリを用いた苗木の育成、鷹番小学校と原っぱ調査などを行いました。

苗木ポットの様子1
みんなでどんぐりをポットに植えています

苗木ポットの様子2
たくさんポットを作りました

原っぱ調査の様子1
原っぱで先生の解説を聞いています

原っぱ調査の様子2
原っぱで虫を追いかけています

令和4年度の事業の取り組み

令和4年度は、園内の多様な自然環境の保全・回復し、将来に残していくため、地域の皆さまと現地調査会や意見交換会を行い、環境改善の方向性を検討しました。

自然環境の保全・回復に向けた取り組み、鷹番小学校と原っぱ調査や苗木の植樹なども行いました。

現地調査会・意見交換会

公園内を歩きながら現状の問題点や将来の自然環境に対する課題を確認し、グループワークで環境改善の方向性について、地域や関係団体の皆さまと意見を交換しました。

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皆さまと公園の現状を確認しています

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ワークショップ形式で意見をいただきました

自然環境の保全・回復に向けた取り組み

公園内に、は虫類や昆虫類等のいきものが増えるようすみかとなるエコスタックや生物多様性保全ゾーンを創出しました。また、生態系被害防止外来種であるトウネズミモチを中心に伐採しました。

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エコスタックを設置しました

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生物多様性保全ゾーン(原っぱ)を創出しました

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生物多様性保全ゾーン(浅場)を創出しました

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外来種等の伐採・抜根を行いました

 

鷹番小学校と原っぱ調査や苗木の植樹

今年度から創出した生物多様性保全ゾーンによる昆虫等の生息状況の確認として、令和3年度と同様に鷹番小学校の児童と合同で調査を行いました。調査の1週間後には、学校へ訪問し、出前授業を行い、なぜ昆虫等が昨年に比べて増えたのか等を一緒に考えました。

鷹番小学校が開校90周年を迎えるにあたり、碑文谷公園の樹木更新のため、50センチメートルのクヌギ苗を記念植樹しました。

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今年度も調査を行い、後日小学校で授業を行いました

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昨年度作成した苗木を植えています

令和5年度の事業の取り組み(令和5年10月現在)

令和5年度は、令和4年度に引き続き、地域の皆さまと意見交換会、鷹番小学校と原っぱ調査を行いました。今後は、自然環境の保全・回復に向けた取り組み、普及啓発用看板の設置などを行い、生物多様性保全林に指定していきます。

意見交換会

令和4年度に行った環境改善の様子や今年度取り組み予定の内容について、現地を確認しながら意見を交換しました。

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改善点を確認しています

 

鷹番小学校と原っぱ調査

令和3年度、4年度と同様に鷹番小学校の児童と原っぱで昆虫等の調査と出前授業を行いました。

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今年はトンボが多くみられました

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みんな積極的に参加してくれました

今後の取り組み(予定)

年度 取組内容
樹林地保全の取組 水辺地保全の取組
令和5年度
  • 樹木の間引きと植樹
  • 生物モニタリング調査(効果検証)
  • 原っぱの保全、いきもの調査
  • 生物調査
  • 前年度対策実施範囲の水生生物調査(効果検証)
  • 浅場の拡大
碑文谷公園管理運営計画の作成と公表(普及啓発・事業広域化)
事業連絡会等での他自治体に向けた取組の情報発信・共有(事業広域化)
生物多様性保全林の指定

お問い合わせ

みどり土木政策課

ファクス:03-3792-2112