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更新日:2022年3月28日

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早稲田大学大学院日本語教育研究科と協定を結んでいます

目黒区立小・中学校では、帰国児童・生徒や外国人児童・生徒、保護者が外国籍であるなど、外国につながる児童・生徒(以下、外国につながる児童・生徒)の日本語能力向上のために、日本語指導をしています。

日本語指導のさらなる充実にあたって、目黒区教育委員会では平成20(2008)年度に、早稲田大学大学院日本語教育研究科と協定を結びました。東京都内で、このような協定が結ばれたのは初めてです。
この協定は目黒区の「日本語指導の必要な児童・生徒」への日本語教育を支援するもので、現在まで続いています。
(1)日本語教育コーディネーターの設置、(2)JSLバンドスケールの活用、の2つを柱としています。

目黒プロジェクトの概要

早稲田大学大学院日本語教育研究科との目黒プロジェクトのページへ遷移します。

(1)日本語教育コーディネーターについて

目黒区では日本語教育コーディネーターという会計年度任用職員を雇用しています。
有償ボランティアである日本語指導員と学校、教育委員会との連絡や日本語支援をリードするのが、日本語教育コーディネーターの大きな役割です。
区立小・中学校に在籍する外国につながる子どもたちの日本語能力の判定を行っています。

(2)JSLバンドスケールについて

JSL バンドスケールは、日本国内で日本語を第二言語(Japanese as a Second Language: JSL) として学ぶ子どもたちを対象にして開発されました。

  • 外国から日本にやってきた外国籍の子ども
  • 家庭で日本語以外の言語を使用している子ども
  • 海外から帰国し、日本語を学ぶ機会が少なかった日本人の子ども

などを含みます。
JSLバンドスケールは、日本語を学ぶ子どもの日本語の発達段階を把握し、子どもの「ことばの力」をはぐくむため、どのような実践を行うかを考えるための判定ツールです。

JSLバンドスケール

早稲田大学大学院日本語教育研究科 川上郁雄研究室開発のJSLバンドスケールのページへ遷移します。

目黒区の日本語指導の取組が研究に寄与しています

協定では目黒区立学校での教育活動の充実を図ることとともに、同大学院の研究に資することも目的としており、目黒区の日本語指導の取り組みについても学術文章等に取り上げられています。

  • 人見美佳、河上加苗(2015)「初等中等教育レベルの「教材」を捉え直す「ユニット教材」の提案」「ジャーナル「移動する子どもたち」ことばの教育を創発する」6、1-26
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  • 人見美佳(2016)「(実践報告)子どもにとっての「ことばの教育」とは何かを問う演出家 年少者日本語教育コーディネーターの専門性の内実に迫る」「早稲田日本語教育学」20、163 - 167.
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  • 人見美佳(2021)「(特集)子どもと日本語教育 専門家の養成・研修のあり方を実践から考える 実践報告 実践に向き合い、学び続ける実践者育成の提案 目黒区の実践をもとに」早稲田日本語教育学
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  • 川上郁雄、中川智子、河上加苗(2009).教育委員会と大学の協働的実践ネットワークの構築 年少者「日本語教育コーディネーター」の役割を視点に「早稲田日本語教育学」4、1-14
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  • 「教育現場における日本語指導の現状とは?その必要性と指導者養成プロセスを考える」
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    2018年当時の教育指導課長と早稲田大学川上郁雄教授の対談です。

目黒区立小・中学校の日本語指導案内

目黒区立小・中学校では日本語指導をしています

目黒区立小・中学校に通学する予定、もしくは通学しているお子さんで、日本語指導を受けたい場合、上記ページを参考に、在学(予定)の学校へご相談ください。

お問い合わせ

教育指導課

ファクス:03-3715-6951