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更新日:2023年12月15日

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486名の思いと力が結集!「第74回 目黒川クリーンアップ大作戦」

12月8日(金曜日)に、「第74回 目黒川クリーンアップ大作戦」が開催されました。
この活動は、毎年、春・夏・秋の3回行われていて、2023年は今回が最後となります。

訪れる人に、目黒川を隅々まで楽しんでいただきたい!「目黒川クリーンアップ大作戦」は、目黒川を大切に思い、愛する人たちが集い、そんな思いを共有しながら回を重ねてきた清掃ボランティア活動です。
実際の清掃活動は、区内を流れる目黒川の上流・中流・下流の3拠点に分かれ、川沿いの道のゴミ拾いをしていきます。今回の「めぐろプラス」は、広報課職員3人がそれぞれ拠点別に密着し、参加者総勢486名の皆さんの熱量をそのままにレポートします。

上流チーム:氷川橋を拠点に大橋から山手通りまで

目黒川の区内上流部は、川幅が狭く、春にはきれいな桜のトンネルができるエリアです。総勢93名が参加した上流チームでしたが、強力な助っ人として菅刈小学校から約50名の生徒の皆さんが参加しました。

ごみを拾う小学生

ごみを拾う小学生

ごみ袋と割りばしを両手に、我先に!とごみを拾っていく菅刈小の生徒たち。みんなの後を付いていくと、もはや落ちているごみを見つけるのは至難の業でした(いや、見つかりませんでした)。

ごみを拾う3人のボランティア

子どもたちに負けじと、大人たちも頑張っています。こちらのベテランボランティア(?)の3人は、いつも揃って参加しているとのこと。皆さん、世間話に没頭していると思いきや、小さなごみも見逃すことなく、そして決して手も止めることもなく、ごみを拾い続けるスキルと姿が印象的でした。

中流チーム:合流点遊び場を拠点に上流へ

目黒川と蛇崩川が合流する場所である「合流点遊び場」が、中流チームのスタート地点です。合流点遊び場では、例年春に「中目黒桜まつり」が開催されます。来たる春に向けて、114名のメンバーでしっかりとごみを拾っていきます。

目黒川の看板

合流点遊び場の看板

いざ歩いてみると、中目黒駅が近いにもかかわらず、あまりごみが落ちていないことが少し意外でした。ごみを拾いたいのになかなか拾えないという人泣かせな状況の中、地元の企業・町会・商店街の方などが匠(たくみ)の技で、少しのごみも逃さず拾っていく姿はさすがでした。

ごみを拾うボランティア

ごみを拾うボランティア

 

下流チーム:ふれあい橋を拠点に中里橋から目黒新橋まで

目黒区民センターと田道広場公園をつなぐ「ふれあい橋」を拠点に、下流チームはスタートです。
多くの町会や企業、小学校などの協力を得て、これから戦が始まるかの如く次々と援軍が登場し、総勢279人の力を結集してごみを拾っていきました。

集合写真
走って茂みに手を入れ、ごみを探し出してくるのは、さしずめ「剛」の技を持つ子どもたち。一方、ほうきやトングなどの道具を巧みに使いこなしていくのは、「柔」とも言うべき大人たち。両者の「剛」と「柔」の力が合わさり、瞬く間に道がきれいになっていきます。
普段、当たり前のように歩いていたきれいな道が、これほど多くの人たちの支えがあってこそのものだったのかと強く実感しました。
また、拾った落ち葉は燃やすのではなく、木の根元に戻してあげることで春に満開の花を咲かせる桜の肥料になるといった話に、目黒川の桜の美しさの謎が1つ解けました。

ごみを拾うボランティア

ごみを拾う小学生

下流チームを担当する「目黒川を豊かな生活環境にする会」事務局長の阿部さんは、なんと50年以上も目黒川の環境活動に携わっており、「みなさんには、”目黒川の桜”ではなく”目黒川”を見に来てほしい。それほど魅力のある川なんです」と、熱く語ってくださいました。

目黒川を豊かな生活環境にする会の事務局長

目黒川

さて、およそ1時間をかけてごみ拾いをした成果ですが、上流・中流・下流合わせて45リットルのごみ袋19袋分となりました。

集められたごみ袋

ごみを回収する目黒区職員

帰り道、落ち葉一つない道を歩いているとついついスキップしたくなりましたが、首から下げた広報課所有のカメラと道行く人たちが視界に入ったので、衝動をぐっとこらえながら区役所へと戻りました。

帰庁後の3人は、撮影した写真を見せ合いながら、自分が取材したチームが「こんなにすごかった」、「こんなに盛り上がっていた」と、チーム自慢に花が咲きました。

 

(上流取材)広報課:ヤシノソ

(中流取材)広報課:あしベイ

(下流取材)広報課:SUZUKI GPT

 

 

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