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油面の空の下で祝う、100年の節目
目黒区内で唯一、大正時代に開校した小学校である区立油面小学校が、今年度、開校100周年を迎えました。
この節目を祝う記念式典が令和7年11月8日に行われ、地域の方々や来賓、保護者、児童が集まり、盛大にお祝いしました。
まち全体で祝う「油面小100周年」
祐天寺駅から徒歩15分、油面地蔵通りに入ると、沿道には油面小学校の開校100周年を祝う旗がずらり。旗には、油面小学校の在校生が考案した開校100周年記念キャラクター「百周の王 アブライオン」が描かれ、とても愛らしく、歩くほどに期待が高まります。

さらに学校周辺では、「あぶらめん住区 街かど美術展」と題したフェンス展示が行われ、学童や地域の方々からのメッセージが並び、油面小学校が長く愛されてきたことを実感しました。


油面小学校に到着!飾りも言葉も“おめでとう”であふれています
まちの祝福ムードに包まれながら歩いていくと、油面小学校に到着しました。


校舎に入ると、廊下や掲示板には、子どもたちや教職員、PTAの皆さんがたくさん準備してくださったであろう100周年のお祝い飾りが並び、歩くたびに目を奪われます。






どの装飾にも「油面小が好き!」という気持ちにあふれ、校内はみんなで100周年を祝っているような温かさに包まれていました。そんな雰囲気に触れて、筆者も思わず笑顔に。
地域のかたや来賓のかたも続々と集まり、あちこちで賑やかな祝福の声が聞こえてきます。
とある来賓のかたは、「地域で大切にしてきた学校の100周年に立ち会えて感慨深い。これからも地域で支えていきたい。」と語り、地域と学校の絆の深さを感じさせました。
いよいよ始まる式典への期待が、高まるばかりです。
いよいよ開式!校長先生の言葉に込められた思い
式典となる体育館に足を踏み入れると、100周年を祝う笑顔と、式典の厳かさが同居する特別な空間になっていました。

式典の始まりは油面小学校 衣非 まさ子校長のあいさつから。子どもたちや保護者、来賓の方々も見守る中、緊張感と期待感が漂います。

あいさつでは100周年記念式典に向けた子どもたちの取り組みやPTA・地域のかたの絶え間ない支援へのお礼、本校の卒業生からの貴重なお話など、100年の歴史と地域とのつながりを丁寧に振り返る内容でした。
なかでも印象的だったのは、今回クラムボンのミトさんが手がけた開校100周年記念歌「ずっとずっと 油面の空の下で」のタイトルと重ねながら語られたこの言葉です。
「時代は常に変化していきますが、ここ油面小学校から生まれる絆を大切に、ずっとずっと油面の空の下で、100年先、200年先も、油面小学校の子どもたちが元気いっぱい輝いていくことを願ってやみません。」
校長先生のまっすぐな願いに、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
ミュージシャン ミト
1995年の結成以来、ジャンルレスなサウンドで注目を集めてきたバンド「クラムボン」として活動しながら、作曲やプロデュースなど幅広い音楽づくりに携わる。お子さんが油面小学校の卒業生だったことがきっかけで、油面小学校開校100周年記念歌「ずっとずっと 油面の空の下で」を制作。
公式Instagram:https://www.instagram.com/micromicrophone
言葉と歌に込めた、油面小100年のあゆみ
続く子どもたちによる100年のあゆみの発表では、映像に合わせてひと言ずつ語られる声が体育館に静かに響きました。
緊張しながらも丁寧に言葉を届けようとする姿に、大人たちの表情も真剣そのもの。なかには目頭をそっと押さえる人もいて、子どもたちの声が過去の記憶や思い出に触れているのだと伝わってきました。



発表が終わると、いよいよ、記念歌「ずっとずっと 油面の空の下で」の合唱へ。
作詞作曲を手がけたクラムボンのミトさんご本人がピアノの前に座り、静かに伴奏を奏でます。

ピアノの音とともに会場がふわりとやさしい空気に包まれ、子どもたちの歌声がそこに重なっていきます。


一人一人の声がミトさんの音に寄り添いながら広がっていく様子は、まるで“油面100年”がそのまま音になって流れ出していくようで、胸の奥にじんと響くものがありました。
ミトさんには、100周年記念歌「ずっとずっと 油面の空の下で」に込めた思いや制作秘話を、めぐろ区報1月15日号の「ひとめぐり」コーナーでインタビュー取材しています。併せてご覧ください!
「ずっとずっと 油面の空の下で」、変わらない笑顔を大切に
式典を振り返ると、地域に広がる祝福ムードや、校内にあふれていたお祝いの飾りつけ、そして校長先生が語った「ずっとずっと油面の空の下で」という願いに触れ、この学校を支えてきた思いの深さをしみじみと感じました。油面小学校を支えてきた多くの方々への敬意とともに、これからもこの場所に、変わらない笑顔と学びの日々が積み重なっていくことを願っています。
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ライター 魚卵日和 北海道で生まれ育ち、大学進学を機に上京。学生時代に出会っためぐろのまちのあたたかさに惹かれ、平成27年度の入庁とともに目黒区に住み始めました。魚卵全般を愛し、いくらも明太子も数の子も順位をつけられないほど。魚卵のように小さくても、目黒区の魅力をひと粒ずつすくい取り、言葉にできたらと思っています。
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