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ひとめぐり「自由が丘映画プロジェクト講師 田中 雄之さん」(令和7年11月15日号)
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プロフィール 田中 雄之(たなか たけし)さん 宮崎大学地域資源創成学部准教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、大手広告代理店での勤務を経て、東京藝術大学大学院で映像を学び独立。「株式会社コトプロダクション」を設立。幼少期から映画制作への憧れを持ち、その情熱を原点に、自由が丘を舞台にした「自由が丘映画プロジェクト」に参加する。 |
子どもたちと自由が丘に映画文化を根付かせたいです
10歳未満の子どもたちがつくる映画
「街の未来を担う子どもたちの感性を育む場所へ」をコンセプトに、イベントでアートブース出展やワークショップなどを展開し、アートを軸に街づくりを目指す自由が丘商店街振興組合のプロジェクトチーム「Jiyugaoka ART Community」が企画する「自由が丘映画プロジェクト」。そこで講師を担当するのは、映画監督・プロデューサーの田中雄之さん。「2回目となるこのプロジェクトでは、子どもたちの自由な発想とプロの技術を融合させた映画制作に挑戦しています」。そう話す田中さんが、まずは映画制作の技法を教えます。その後子どもたちが物語を考え、大人たちと撮影・編集を行い、発表会で完成作品を披露します。
プロの挑戦に込められた、自由が丘への想い
かつて自由が丘に存在した映画館「自由が丘武蔵野館」(2004年閉館)で見た作品に影響を受け、幼少期から映画制作に熱中したという田中さん。大学卒業後は大手広告代理店で活躍しながらも、幼少期の映画作りの夢を思い出し退職し、芸術大学へ。その後、映像などのコンテンツを企画制作する会社を立ち上げました。
今では数々の作品を世に送り出している田中さんですが、街の人々と語り合う中で芽生えたのが、自由が丘で触れた映画文化を復活させたいという想いでした。「自由が丘に映画館をつくる」という目標を掲げ、まずは街の皆さんに映画を好きになってもらおうと参加したのが、このプロジェクトです。
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