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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「BAGELBASE」
「NYの日常」を自由が丘に。金融業界から転身した経営者が貫く、一点突破の「専門性」と「地域密着」
東急線・自由が丘駅から徒歩6分。白を基調としたミニマルな外観の「BAGELBASE」には、今日も本場の味を求める人々が列を作っています。代表の樺島朋子氏は、金融業界で32年のキャリアを積んだ後、なぜベーグルの世界へと飛び込んだのか。そこには、セカンドキャリアに対する冷静な戦略と、食を通じたコミュニティ再生への深い想いがありました。
「幕引きは自分で決める」―32年のキャリアを経て選んだ、起業という道
—— 2022年12月のオープンから、まもなく4年目を迎えられます。飲食業界の厳しさが語られる中で、着実にファンを増やされていますね。
飲食店の50パーセントが3年で廃業すると言われるなかで、こうして続けてこられたのは、本当に有り難いことだと感じています。
私は以前、金融業界に32年間身を置いていました。そこでの仕事も充実していましたが、常に意識していたのは「定年」という区切りです。今まで築いてきたキャリアを、自分以外の誰かに幕引きされたくない。55歳という節目を前に、自分の力で新しい地図を描いてみたいと考えたのが、すべての始まりでした。

樺島 朋子氏
—— 準備期間に3年をかけ、「実践めぐろ創業塾」での学びや補助金の取得など、非常に手堅く準備を進められたと伺いました。
樺島:
ええ。場所選びから経営計画まで、一歩ずつ積み上げました。特に目黒区のサポート制度には助けられましたね。最初からすべてが順調だったわけではありませんが、担当者の方のアドバイスを糧に、粘り強く挑戦し続けました。
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