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更新日:2026年8月31日

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高齢者の買い物を支援 移動販売が地域に提供する「楽しみ」

都営住宅目黒一丁目アパートで移動販売が始まりました

都営住宅目黒一丁目アパート(目黒区目黒一丁目20番)の中央広場で、移動販売が始まりました。

毎月第1・第3水曜日に、食品や生活用品などを積んだセブン-イレブン世田谷駒留通り店のトラックがやってきます。

初日の令和8年7月1日。曇り空なのに湿度が高く、じめじめと暑い日。
それにも関わらず、販売開始時間の10分前ごろには、すでに列ができていました。

 

「今日を楽しみにしていたの」


移動販売のトラックが来るのを今か今かと待ちながら、笑顔で話に花を咲かせています。

徐々に顔見知りのご近所さんが集まってくると、近況や今日の天気の話など、そこは井戸端会議の場に。

そうこうしているうちに、トラックが到着。
店員さんが手際よく品物を陳列し、あっという間に青空スーパーができあがりました。

移動販売車両の外観

 

買い物客でにぎわう様子「お待たせしました!セブン-イレブン世田谷駒留通り店です。移動販売を始めます!」

トラックの外に陳列された常温保存可能な食品、トラック内蔵の冷蔵庫には冷蔵、冷凍商品が並び、皆さん思い思いに買い物を始めます。

中には犬の散歩途中に立ち寄られたかたも。この移動販売は地域のかたの“ちょっとほしい”に応える場になりそうです。

 

アイスクリームを食べて休憩する女性3人一足先に買い物を終えたかたがたが、

「ちょっと疲れたし、暑いからみんなでアイスを食べているのよ。」

「ひとやすみ、ひとやすみ。」

と、手にしたアイスで涼をとりながら、和やかなひとときを過ごしていました。移動販売は買い物の場であると同時に、人と人とをつなぐ交流の場でもあり、こうしたひとときこそ、地域コミュニティの原点なのだと感じました。

移動販売が必要なわけ

多くの利用者で賑わう移動販売。

その背景には実は地域特有の買い物環境の課題があり、それは地域のかたの普段の買い物方法のお話からうかがうことができます。

 

「ヘルパーさんに買ってきてもらうから、普段はあまり出歩かないのよ」

「一番近いスーパーまで片道20分かけて歩いて行って、帰りはバスに乗って帰ってくるよ」

「足が丈夫な時は何も感じなかったのにね。足が悪くなると不便に感じるよ」

 

近くにお店がない上、坂の急こう配が多い地域。そのため歩いての普段の買い物も一苦労なのです。

この地域の町会長によると、地域として近くにコンビニができたらいいなという意見もあったそうですが、結局実現することはなかったそうです。

この移動販売は、東京都による場所の提供とセブン-イレブンの協力があって実現できました。

地域の方々にとって、買い物の選択肢が広がるきっかけになりそうです。

買い物の楽しみ

「普段はヘルパーさんが買って来てくれるけど、同じものでも、どちらがいいかなって悩んだりしながら買いたいじゃない。それが楽しいというかね。今日は自分で買い物ができて良かったわ」

私がこの日に伺った一番印象に残ったお話です。

“助かる”や“便利”といったお話が聞けるのかと思っていた中、“楽しい”という感想は、驚いたとともに嬉しくなりました。

移動販売は、自分で選ぶ「楽しみ」も提供できているのですね。

 

 

 

フー・ジモ

フー・ジモ

幼少期は転勤族で育ち古郷が多いですが、東山中学校の卒業生なので、自認出身地は目黒区。高校を卒業後、"地元"目黒に就職しました(今をときめく大谷翔平選手世代)。(平成25年入庁)
やんちゃ息子2人の子育て、PTA役員、仕事を両立しようと日々精進中!私の目を通した"フー・ジモバイアス"で、楽しめる記事をお届けしたいと思っています。

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