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更新日:2024年6月20日

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めぐろ区報6月15日号 編集後記

特集「あっちこっちにウレシイが続々 合言葉はボランティア」

合言葉は「ありがとうが、ウレシイ!」

区内にはたくさんのボランティア団体や活動場所があり、さまざまなかたが、実にさまざまな活動を行っています。めぐろ区報の連載「ひとめぐり」でも、これまでに区内で活動されているたくさんの方々にご登場いただきました。活動内容はそれぞれ違っていても、どなたも必ずといっていいほど「ありがとうといってもらえるのがうれしい」と言われます。そして、生き生きとした笑顔が本当に印象的なんです。
そうした方々の笑顔の源になっているボランティアの魅力を、区民の皆さんにお伝えしたい。これが今回の特集の発端でした。

自分が「やりたい」と思う気持ちがボランティア

ボランティアって、「意識が高い人がやっている」とか「しんどそう」とか「無償の奉仕」といった、高尚で近寄りがたいイメージはありませんか。でも、そもそもボランティアは、やらなきゃいけないものでも、やっていないと非難されるものでもなく、あくまで自分が「やりたい」と思う気持ちから始まるもの。また、やっているから「偉い」とか「すごい」ということでもありませんよね。「電車で妊婦さんに席を譲る」「道が分からない様子の外国のかたに声をかける」といったことも、ある意味では立派なボランティア。「困っている人に、必要とされている場所で、自分ができることをやる」ということが大切なんだと思います。

 

今回、お話を伺った子育てサロン!サリュの山神さんは、「お客さんとしての参加もボランティアの一つだと思っています」と言われました。「参加してくれる親子が私たちの励みですし、参加されたパパさんが運びますよと手伝ってもらった時などは本当にうれしいんですよ。毎回、重い木のおもちゃを運んでいるので助かるんです」とも。

子育てサロンのリトミック

ママたちの交流の場でもある子育てサロン!サリュ。取材時はリトミックを開催

子育てサロン山神さん

味覚が敏感な幼少期だから自然の味を知ってほしいと、活動の終わりに特製の野菜スープをふるまう山神さん


子どもの五感を刺激する楽しい企画を考え、開催されている子育てサロン!サリュ。開催情報はウエブサイトをチェックしてください。お手伝いとしての参加も大歓迎だそうです。

 

ボランティア、始めました

実は私も、今回の取材がきっかけで、目黒サンクチュアリーズで活動を始めました。ボランティアに興味はあったものの、長年行動に移すまでには至らなかった私が、取材で鈴木さんのお話を聞いているうちに、「楽しそう!」「やってみたい!」の気持ちがムクムクと湧いてくるではありませんか。そして、取材後、ボラセン(めぐろボランティア・区民活動センター)の白木さんに「私も参加したい」と告白し、晴れてメンバーに入れていただきました。

目黒サンクチュアリーズは、東山公園のビオトープの保全などをやっています。まだ、数回しか参加できていませんが、とにかく楽しいです。

サンクチュアリーズの看板

目黒サンクチュアリーズの活動は月2回。活動中はビオトープを開放しているので、子どもたちがオタマジャクシやメダカを観察に来ます

サンクチュアリーズ巣箱サンクチュアリーズのシイタケ栽培

シジュウカラの巣箱は鈴木さんの手作り。間伐材を使って、シイタケ栽培にも挑戦中です

そして、何より驚くのが、今回の特集でご登場いただいた鈴木さん。なんと御年94歳。毎回、自由が丘方面から東山まで、電動自転車をこいで来られます。理科の先生だったからというだけでなく、生態系のこと、ビオトープのこと、植生のことなどなど、保全活動に関係することを自らガンガン調べ、提案し、教えてくださいます。他のメンバーの皆さんも、とても意欲的に楽しんで活動されていて、その中にいるととっても気持ちいいです。活動の様子はインスタグラムでご覧になれるので、ぜひ!

 

あなたもボラセンで、はじめの一歩を

ボランティアに興味はあるけど、「何やっていいかわらない」「体力に自信がない」「時間がない」など二の足を踏んでいるなら、ぜひめぐろボランティア・区民活動センターに行ってみてください。興味があること、趣味や特技、できる時間や地域などを丁寧に聞きとり、区内のボランティアを知り尽くしたボランティアコーディネーターが、条件にあった活動を紹介してくれます。仕事帰りでも立ち寄れるように、19時まで開設していますよ。

ボラセンメンバー

ボランティアをしたい人と必要としている人をボラセンのコーディネーターが、全力でつないでくれます

紙面で紹介している、子ども対象の「夏体験ボランティア」もおすすめです。これがきっかけでボランティアの魅力を知り、毎年参加してくれるお子さんも多いそうです。
今回の特集がきっかけとなって、一人でも多くのかたがボランティアで「ウレシイ」を体感していただけたらうれしいです。

広報課 ヤナミ

お問い合わせ

区報担当

ファクス:03-5722-8674

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