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特集
目黒区子ども条例 子どもとつくる地域の輪
11月は、秋のこどもまんなか月間です。
皆さんは、平成17年に制定された目黒区子ども条例をご存じですか。
これは、平成元年に国連総会で採択され、平成6年に批准した、全ての子どもの生きる、守られる、育つ、参加する権利を大切にすると約束した児童の権利に関する条約の理念に基づき、子どもが自らの意思でいきいきと育つために区が定めた決まりです。
今号は目黒区子ども条例と関連事業、さらに子どもが活躍する場を創出する事業、キッズレポーターの取り組みを紹介します。
お問い合わせ:子育て支援課子育て支援推進係(電話:03-5722-8723、ファクス:03-5722-9328)
目黒区子ども条例とは?
子どもは一人一人かけがえのない存在です。
大人は、子どもと誠実に向き合い、子どもの思いを受け止めながら成長を支え、子どもが自立して責任ある社会の一員となるよう導いていく役割を担っています。
目黒区子ども条例は、子どもの権利を尊重することが、未来を担う子どもの生きる力を育み、子どもと大人が共につくる豊かな地域社会の形成につながるという考えの下、制定されました。
子ども総合計画改定中
子ども条例5条に基づき、令和7年度に新たな子ども総合計画がスタートします。
子どもがいきいきと育つまちの4つの約束
約束1 子育てを支えるまち
子どもは、保護者から愛され、大切に育てられます |
区の取り組み
ゆりかご・めぐろ(出産・子育て応援事業)
妊娠期から出産・子育て期にわたって、安心して子育てができるよう切れ目のないサポートを実現するため、出産・子育ての相談を受け付けるほか、面接を受けた妊婦のかたに出産応援ギフトと子育て応援グッズを差し上げます。
お問い合わせ:保健予防課保健相談係(電話:03-5722-9504、ファクス:03-5722-9508)、碑文谷保健センター保健相談係(電話:03-3711-6447、ファクス:03-5722-9330)
約束2 子どもが参加できるまち
子どもは、自分の思ったことや感じたことを話したり、友だちと一緒に活動したりすることができます |
区の取り組み
キッズレポーター
中学・高校生のタウン情報誌「めぐろう」
めぐろう(写真)は、中学・高校生の社会参加、自己実現の場として、知りたい・伝えたいことを自分たちで企画からデザインまで行います。
お問い合わせ:放課後子ども対策課児童館係(電話:03-5722-9861、ファクス:03-5722-9328)
約束3 子どもが安心できるまち
子どもは、いじめや暴力から守られ、安心して生きることができます |
区の取り組み
子ども相談室「めぐろ はあと ねっと」(子どもの権利擁護委員制度)
子ども自身からの不安や悩み、子どもと関わりのあるかたの困りごとの相談を受け付けます。子どもにとっての最善の利益を実現するために、子どもの権利侵害に関する相談、救済の申し立てに迅速に対応します。
日時:水曜日から土曜日10時から17時(祝・休日、年末年始を除く)
対象:区内在住・在勤・在学で18歳未満の子どもと保護者、子どもに関わりのあるかた
相談電話フリーダイヤル:0120-324-810
区内の子どもたちに配布しているカード
約束4 子ども一人一人のことを大切にするまち
子どもは、自分らしさを大切にされながら育つことができます |
区の取り組み
親子で楽しめる公園
子どもたちが身近に動物と触れ合う機会の場として、碑文谷公園こども動物広場ではモルモットやウサギと触れあったり、ポニーに乗ったりすることができます。
お問い合わせ:道路公園課公園活動支援係(電話:03-5722-9242、ファクス:03-3712-5129)
子どもの遊び場・児童館
0歳から18歳の子どもたちが、さまざまな遊びや活動を通じて快適に過ごせる居場所となるよう児童館運営を行っています。
お問い合わせ:放課後子ども対策課児童館係(電話:03-5722-9861、ファクス:03-5722-9328)子どもが参加できる取り組み キッズレポーターに密着!
約束2 子どもが参加できるまちの取り組みの一つがキッズレポーターです。区報などで募集し、令和6年度は16人が参加しました。子どもたちが自ら取材したい内容を考え、活動する様子を紹介します。
キッズレポーターの活動の詳細は、区ウェブサイトでご覧になれます。
キッズレポーターとは?
区内在住の小学4・5年生がレポーターとなり、1年を通して、関心があることや地域情報などを取材し記事を作成します。
記事ができあがるまで今回は、目黒銀座商店街の魅力を取材し、商店街を紹介するマップを作りました。 まずはレポーター会議自己紹介をし、グループに分かれます。グループごとにチーム名を決めたら、取材について話し合います。 取材場所を決めるどんな所で取材をしたいか、話し合います。
たくさんの意見が飛び交い、最後は多数決で取材先を決めます。 取材先で聞きたいことを考える取材に行った時を想定しながら、仲間と質問を考えます。 いよいよ取材へチームに分かれて、目黒銀座商店街の老舗を中心にインタビューを行い、商店街の魅力を探っていきます。 白光堂眼鏡・時計専門店。国内外から選び抜いたブランドを取り扱う
喜風堂大正10年創業。どら焼きや大福など、たくさんの和菓子が並ぶ
最後は記事をつくる取材先で見たり聞いたりしたことを基に、商店街の魅力を伝えるマップを作りました。区ウェブサイトでご覧になれます。
大人の皆さんへ子どもの権利を尊重することが、甘やかしや過保護につながるのではという声を聞くことがあります。しかし、子どもの意見表明の権利を尊重することは、子どもの言いなりになることとは違います。子どもの意見や思いを誠実に受け止め、その上で年齢や成長に応じて対話やアドバイスをするなど、適切な対応を図ることが大切なのです。 |
目黒区子ども条例パネルと条例啓発カレンダーの採用作品を展示します 日時:11月16日(土曜日)から24日(日曜日)8時30分から17時 めぐろ子育てホッ!とナビでもカレンダー応募全作品をご覧になれます |
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