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青少年健全育成事業「体験から育まれる力 若者は自ら未来を拓く力を持っている」を開催しました(令和4年11月19日)
毎年11月は「全国青少年健全育成強調月間」と定められています。それに合わせて、11月に青少年プラザでは、青少年をよりよく支えていくために、若い世代の気持ちや考え方についての理解を深めることを目的とし、青少年の育成者向けに「青少年健全育成事業」を実施しています。
令和4年度は、若者の自己肯定感に焦点をあて、東京都教育委員会の委託を受け、青少年の育成に携わっている実績を持つNPO法人Curiosityから講師、プログラム経験者のゲスト・スピーカーをお迎えし講座を開催しました。
コロナ禍にあり、様々な活動が制限されていた若者に対し、自ら社会課題を見つけて行う「体験活動」プログラムを通した実体験をもとに、現在の若者の現状を学ぶとともに、参加者にもワークショップを体験してもらうことで、若者の考えていることや、大人のできる支援について考える機会となりました。
講座概要
開催日時
令和4年11月19日(土曜日)午前10時から正午まで(全1回)
会場
青少年プラザ 第1レクリエーションホール
プログラムの内容
- 学校での活動とは異なる実際にやってみる体験、「百聞百見は一見にしかず」から学ぶということ
- 高校生世代チャレンジプログラム「まじプロ」に参加したゲスト・スピーカーより、体験活動をして実際に学んだことの事例紹介
- 保護者、育成者の視点から高校生へ向けてどのようにアプローチするかを考えるための体験活動(ワークショップ)
- 現代の若者の特徴から見た体験の大切さについて考える(ワークショップ・質疑応答)
講師による講義、プログラムの説明など
「百聞百見は一験にしかず」の精神のもと、青少年にリアルな社会経験の機会を提供している講師より「体験から学ぶということ」について学びました。
参加者と講師の対話の機会を多くするため、質疑応答の時間を多く設けました。
参加者からは、「なかなか一歩を踏み出せない子どもたちに、どうやって背中を押してあげればよいのか。」「サポートしてくれる大人が周りにいない場合や、その環境がない子はどうするのか」などの質問がありました。
ゲスト・スピーカーによる体験談
コロナ禍で体験プログラムに参加したゲスト・スピーカーのHさん。
実体験をもとに、自身の気持ちの変化、どのように自己肯定感を培っていったかなどをお話ししていただきました。
グループワークの様子
参加者には、実際に行っているプログラムのワークショップの一部を体験していただき
ました。
参加者の感想
- 同じ課題解決でも、現在の若者の解決方法との違いを感じた。
- グループワークを通して、有意義な話し合いができたので自分の考えが広がり感謝しています。
- 若者にこんなに多くの社会に対する課題意識を持たせてしまって申し訳ない
- 「自己肯定感を育てることは時間がかかりますが、一つのことがあれば心の力になると思いました。」
講師の紹介
NPO法人Curiosity理事 佐藤雅大(さとうまさひろ)氏
2017年より高校生世代チャレンジプログラムへボランティアとして参加。2020年より同法人理事。本業は金融・システムコンサルタント。東京理科大学理工学部数学科卒業。
NPO法人Curiosity:高校生チャリティ起業体験プログラム「まじプロ」を中心に、子ども・学生など若者世代にリアルな社会経験の機会を提供。
ビジョン:子どもや若者が多くの夢や希望を持ち、積極的に挑戦できる社会を目指す。
ミッション:様々な体験活動を通し、多様な価値観に触れるリアルな機会を提供する。
主な活動・メディア掲載など
- 2018年から現在 企画監修・協力・講師、Bumb東京スポーツ文化館・東京都教育委員会主催「高校生世代チャレンジプログラム」
- 2022年 大學新聞「高校生世代チャレンジプログラム」
- 2021年 テラコヤプラス「進路に悩む高校生を支援」
- 2014年 NHK「情報まるごと」他
高校生チャレンジプログラムの様子
お問い合わせ
電話:03-5721-8575
ファクス:03-5721-8577
青少年プラザ