木造阿弥陀如来立像 区指定有形文化財(彫刻)

更新日:2013年9月20日

概要

木造阿弥陀如来立像の写真
木造阿弥陀如来立像

指定年月日

平成20年1月22日

時代・年代

平安時代後期、12世紀前半頃

公開の有無

非公開

所在地

目黒区下目黒三丁目20番9号 海福寺(かいふくじ)

解説

木造阿弥陀如来立像(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)は、高さ47.6センチメートル、ひのき材割矧造(わりはぎづくり)で漆箔(しっぱく)が施されています。平安後期、11世紀前半に仏師定朝(ぶっしじょうちょう)により確立された和様彫刻の特徴が顕著で、構造的にも割矧造(わりはぎづくり)の典型的な手法が見られます。造形の優美さ、小像とは思えない本格的技法から、12世紀前半に京都あるいはその周辺で制作されたものと考えられます。

造られた時の両手の先は失われているため、制作当初の名前はわかりませんが、のちに補修された右手は第一指、第二指を捻んじていて、12世紀の作例から推測して来迎印(らいごういん)を結ぶ阿弥陀如来像として作られた可能性が高いものです。

右手先、表面の漆箔のほか、光背(こうはい)、台座は後に造られたものです。また、平安時代後期の仏像が、江戸時代、17世紀に深川で創建された海福寺(かいふくじ)に伝わる経緯は不明です。