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木造十一面観音立像 区指定有形文化財(彫刻)
木造十一面観音立像
指定年月日
昭和59年3月31日
時代・年代
不詳
公開の有無
非公開
所在地
目黒区下目黒一丁目8番5号 大円寺(だいえんじ)
解説
像の高さ167.5センチメートル、光背(こうはい)の高さ212.0センチメートル、幅85.5センチメートル、台座の高さ26.0センチメートルの木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)です。材質はひのき材と思われ、頭と体を同じ木から彫り出し、像の内側の刳(く)りぬきはありません。
一木彫刻(いちぼくちょうこく)で、木の表面がやつれて面相(めんそう)も衣文(えもん)線も制作当初の鋭い彫りの調子を失っていますが、造法、作風ともに古様を伝えています。
やや面長な面相(めんそう)、伏目(ふしめ)がちの眼の表現、細身で長身な体躯などいずれも藤原時代の特色を示し、区内でも最も古い遺品の一つと考えられます。
お問い合わせ
生涯学習課 文化財係
電話:03-5722-9320