風しんを予防しましょう

更新日:2019年10月25日

風しんとは

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる感染症です。主な感染経路は患者の咳やくしゃみなどの飛まつを吸い込むことによりおこる「飛まつ感染」です。その他にはウイルスが付いた手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。

最近の流行状況

現在、例年と比較し、風しん患者発生報告が関東地方で大幅に増加しています。多くは30代から50代の男性が占めています。
過去には、平成24年から25年に、20代から40代の男性を中心に、全国で大規模な患者発生報告がありました。東京都内では過去最大の流行で、この流行に伴い都内では16人の先天性風しん症候群(CRS)の患者が発生しました。
麻しん同様に風しんの排除に向け対策が強化されていますが、風しんの流行は世界各地で起こっています。

先天性風しん症候群とは

風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中(特に妊娠初期)に風しんに感染すると、風しんウイルスが胎児に感染し、出生時に障害を引き起こすことがある疾患です。
胎児の主な症状は、難聴(なんちょう)、白内障(はくないしょう)、先天性心疾患(せんてんせいしんしっかん)ですが、出生時明らかな臨床症状が無い場合もあります。

先天性風しん症候群の発生予防

妊婦への感染を防ぐことが先天性風しん症候群の発生を予防することになります。特にこれから妊娠の可能性がある方やその同居家族で、風しんにかかったことがなく2回予防接種を受けていない方は予防接種を受けましょう。現在、目黒区では先天性風しん症候群の予防を目的として、風しん抗体検査及び予防接種を公費で受けることができます。

症状について

通常、2週間から3週間の潜伏期を経た後に、発熱、淡紅色の発しん、リンパ節腫脹などが出現します。発症後の特効薬はなく対症療法が中心になりますが、基本的に予後は良好です。

予防について

予防接種

風しんは特効薬がないため、予防接種を受けることが大切です。目黒区では、定期予防接種対象者や予防接種未接種者への接種勧奨、公費負担による任意接種の実施、予防接種状況の把握など、予防接種対策を行っています。

日常の注意

手洗いやうがい、咳エチケットを心がけましょう。

注記

妊娠出産年齢の女性は妊娠していない時期(生理期間中またはその直後)に接種を行い、その後2か月間は避妊するようにしてください。妊娠中の妊婦への接種を行ってはいけません。妊娠中の検査で抗体価が低かった場合には、次の妊娠に備えて出産後すぐ、あるいは、1か月健診等の出産後早期での接種が望まれます。この場合でも母乳育児を継続しても乳児への影響はありません。なお、妊娠初期を含め妊娠期間中に妊婦のパートナーやお子さんが接種を行っても妊婦への影響はありません。

医療機関受診の際には

風しんが疑われる場合には、事前に医療機関に電話連絡を行い、マスクを着用して受診してください。

関連するページ

国立感染症研究所感染症情報センターの風しんのページです。風しんに関する情報が確認できます。

厚生労働省のホームページです。風しんに関する情報が確認できます。

東京都感染症情報センターの風しんのページです。東京都における風しんの流行状況等が確認できます。