更新日:2023年5月8日
日本では季節を問わず様々な感染症が流行します。
このページでは、感染症から身を守るための基本的な知識や対策を紹介しています。
今日から実践し、感染症を予防しましょう。
ウイルスや細菌などの病原体が、ヒトなどの体内へ侵入・増殖し、様々な症状を引き起こす病気のことです。
「病原体」、「ヒトなどの宿主」、「感染経路」、この3つの要素がそろうと、感染症を発症します。
感染症にかからないためには、栄養バランスの良い食事、十分な休養をとるなど規則正しい生活を送り、体力・からだの抵抗力を高めておくなど、生活習慣を整えましょう。
また手洗い・マスクの着用など感染予防対策を、日ごろから習慣づけましょう。
予防接種を受けて、免疫力をつけておくなどの対策も大切です。
一方、感染症が発生したときは、それ以上感染を広げないために、感染拡大防止策をとりましょう。
病原体が侵入する経路を、感染経路と言います。感染経路は主に3種類あります。
この経路を意識した予防対策を実施すれば、感染を予防することができます。
感染症にかかっているヒト、病原体に汚染された物などを介して感染する経路
感染性胃腸炎、腸管出血性大腸菌感染症
感染症を発病している人の咳やくしゃみのしぶき(飛まつ)を吸い込むことで感染する経路
インフルエンザ、風疹、RSウィルス感染症、百日咳
感染症を発病している人が咳やくしゃみをしたときに空気に浮遊する病原体を吸いこむことで感染する経路
結核、麻疹(はしか)、水痘
感染予防の基本です。
いずれも、適切なタイミング(主に、トイレの後、排便のお世話(おむつ交換など)の後、調理の前・食事の前)に、正しい手洗い・手指消毒を行うことが大切です。
東京都感染症情報センターホームページです。手洗いの手順について、説明しています。
なお、鼻汁や痰などを含んだ、使用済みのティシュペーパーはすぐにゴミ箱へ捨て、すぐに手洗いをしましょう。
東京都感染症情報センターホームページです。咳エチケットについて、説明しています。
新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、マスクを着用することが新しい生活様式のひとつとなりました。
しかし、発達障害、感覚過敏、皮膚の病気、呼吸器の病気など、様々な理由でマスクをつけられない方がいます。
マスクをつけていない人を見たら、まずは「何か事情があるかもしれない」と想像してみてください。
障害や症状があってマスクをつけられない人がいることを知り、その特性や事情を理解し、お互いに思いやりの心を持って過ごしましょう。
厚生労働省のホームページです。
感染症のなかには、予防接種で免疫をつけることで予防できるものが多くあります。
かかりつけ医と相談して、予防接種を受けましょう。
流行前や決められた時期に受けることで、重症化を防げたり発症をある程度抑えることができます。
感染がほかの人に広がることを二次感染といいます。
家庭、学校、施設など、大勢の人が集う場所は二次感染をおこしやすいので、手洗い、消毒(手指・環境等)を行ない、感染拡大予防に努めましょう。
「家庭や施設における二次感染予防ガイドブック」などが掲載してあります。
東京都感染症情報センターのホームページで、目黒区の感染症発生動向が確認できます。