元気なお店、活気ある事業所をご紹介します 「有限会社新島製作所」

更新日:2019年4月4日

概要


店舗の外観

所在地

目黒区目黒本町五丁目20番11号

代表取締役

有限会社新島製作所
代表取締役 新島譲次

会社設立

1966年7月

抜型一筋50年余の老舗製作所


抜型機械

 東急目黒線武蔵小山駅から徒歩数分、閑静な住宅街の一角に本社を構える有限会社新島製作所。瀟洒な建物の外観からは想像できませんが、1階には大型機械設備が揃った近代的な工場も併設されています。
 工場で作っているのは、主に「トムソン型」(別名ビク型)と呼ばれる抜型です。トムソン型はベニヤ板や樹脂板にレーザーで溝を彫り、その溝にぴったり合う鋼鉄の刃物をはめ込んだ型のこと。
 金型よりもコストや製作日数が抑えられるのがメリットで、工業部品や紙工品などの打ち抜きに広く活用されています。新島製作所では1966年(昭和41年)の創業以来、一貫して抜き型の製造を手がけてきました。


職場

 「創業当時はすべての工程を職人が手作業で行っていましたが、パーソナルコンピューターが普及してからはCAD制御が可能になったので、より高精度な型の製作が可能になりました」と2代目の社長を務める新島譲次さん。
 ただし、型の製作には、機械ではできない絶妙な「加減」が必要なので、経験を積んだ職人の技と勘が欠かせません。最先端の機械技術とベテラン職人の技が作り上げる新島製作所の抜き型はクオリティが高く、紙器業界において幅広い分野で活用されています。

主力は販促商材の抜型


抜型で作られた製品

 新島製作所が得意とするのは、販促グッズの抜き型です。一言で販促グッズと言っても、例えば店頭で商品展示用に使う紙の棚、店頭で掲示するポップ広告、ノベルティとして配る紙製品、立て看板など多岐に渡ります。
 どのような型を発注されても、トムソン型で抜ける素材であれば、「できません」とは言わないのが新島製作所の信条。「販促グッズだけでなく、菓子のパッケージやペーパークラフトなどの型も多く手がけていますが、基本的に型はオーダーメイドで、毎回、発注をいただく度に新しい型を一から作ることになるので大変ではありますが、その分、やりがいも大きいです。お客さまのご希望どおりの型が完成したときの達成感は何物にも代えがたいものです」と新島社長。

時代の変化に応じて、小回りのきくものづくりを


新島社長

 新島社長が入社したのは、今から30年ほど前のこと。「当時は別の仕事に就いていたのですが、事故で手に怪我をしてしまい、しばらく仕事を休んでいたときに、叔父にあたる先代社長から「手伝え」と言われて入ったのがきっかけです。
 当時はちょうどインターネットの黎明期で、パソコンが扱える人材が必要だったんだと思います。以来、抜き型を取り巻く環境も大きく変わってきました。安価な料金がウリの海外の業者が台頭してきましたし、型を納める業界も時代の流れとともに少しずつ変わっています」。
 同業者の中には機械化やデジタル化の波についていけなかったり、後継者がいなかったりという理由で廃業するケースも多く、以前は南関東エリアで200を超えていた抜型製造業者の数も減り続けているそうです。
 ただ、新島社長は将来を決して悲観してはいません。「状況が変わっても、「お客様の求める型を作る」という私たちの役割自体が変わるわけではありません。与えられた役割を着実に誠実に果たすことが、結局は変化の多い時代を生き抜くために最も必要なことではないかと思っています。私たちの強みは、規模が小さい分、小回りがきき、小ロットの仕事や短納期の仕事も受けられること。そして機械技術と職人技を融合した高品質な型を作れること。この強みを生かして、これからも日本のものづくりの一端を担っていきたいと思っています」。

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