更新日:2021年9月1日

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目黒区総合庁舎 車寄せひさし・エントランスホール・らせん階段

車寄せひさし

車寄せひさしの写真
車寄せひさし

  • 南口玄関の車寄せには、翼を広げたようなアルミのひさしがあります。ひさしは、左右8本ずつの不規則に立つ柱で支えられています。
  • 村野氏はスケッチの段階では、ひさしを1本の柱で支える絵を描いており、できるかぎり軽やかなイメージにしたいと考えていました。

写真は、建設当時の撮影です。

エントランスホール

  • エントランスホールの床や壁は、白大理石張りで仕上げられています。中庭側には水が張られ、水面に接している地窓からの光が反射して天井をやわらかく照らします。
  • 反対側には、十字型のアクリルのオブジェが配置されています。オブジェ越の地窓からも外光が間接照明のように差し込みます。

エントランスホール中庭側池と地窓の写真
エントランスホール中庭側池と地窓

エントランスホールオブジェと地窓の写真
エントランスホールオブジェと地窓

  • 天井には、8つの明り取り窓があり、内側に作野旦平氏が制作したガラスモザイクによる四季が抽象的に表現されています。
  • ホールの奥には、岩田藤七氏による色ガラスブロックの袖壁があり、照明器具となっています。

エントランスホールモザイクの夏の写真
エントランスホールモザイクの夏

色ガラスブロックの写真
色ガラスブロック

らせん階段

  • 緩やかな曲線を描く美しい階段は、「階段の魔術師」と言われた村野氏の代表作の一つです。もともとは、3階の来客用玄関から2階大小会議室、4階の役員応接室、各客用フロアをつなぐ導線でした。
  • 階段は鋼鉄製で、最初の一段目があたかも浮いているように始まっており、階段裏側の滑らかな仕上げなど細部にいたるまで村野氏の階段に対する深い思い入れを感じることができます。
  • 構造的には、中央のアクリル製照明器具が仕込まれた柱で吊られている「吊り階段」です。吊り材を照明器具と一体化することで、階段の造形を損なうことなく、さらに吹き抜け空間のシンボル的な役割を担っています。

らせん階段2階の写真
らせん階段2階

写真は、改修工事直後の撮影です。

らせん階段3階の写真
らせん階段3階

らせん階段4階の写真
らせん階段4階

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ファクス:03-5722-9315