更新日:2015年1月6日

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生命保険会社から目黒区総合庁舎への用途変更

目黒区総合庁舎は、かつて千代田生命保険相互会社の本社ビルでした。1966年(昭和41年)5月末に竣工し、法定検査を経て同年7月に使用開始したこの建物は、日本の高度成長期における建築家村野藤吾氏の代表作の一つとして知られています。

総合庁舎は、2002年(平成14年)4月から改修工事を開始し、永年愛されてきた広場・池・緑、優美な外観など、その文化的価値を尊重しつつ「開かれた庁舎」として2003年(平成15年)1月に再生しました。

村野藤吾のデザインした螺旋階段の写真
村野藤吾のデザインした螺旋階段
もともとこの地にはアメリカンスクールがありました。その前には牧場があったといいます。この広い敷地に建物をどう構成するか、村野氏は多くのスケッチと粘土模型でデザインを練り上げました。中央の石畳の広場は駐車場に、緑の庭の一部は車道を通すため切り取られましたが、建物の内外に建築家・職人・美術家による協働の結晶が見られ、かつてのたたずまいを今も思い描くことができます。

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総務課 庁舎管理係

ファクス:03-5722-9315