更新日:2022年2月2日
区では、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第89条の3に基づき、障害者への支援の体制の整備を図るため、関係機関、関係団体、障害者及びその家族、福祉、医療、教育、雇用に関連する職務の従事者、その他関係者により構成される「目黒区障害者自立支援協議会」を設置しています。
関係機関等が相互の連絡を図ることにより、区における障害者への支援体制に関する課題について情報を共有し、関係機関等の連携の緊密化を図るとともに、区の実情に応じた支援体制の整備について協議を行っています。
所掌事項
- 対応が難しい事例や地域の現状・課題等の情報共有、情報発信に関すること
- 地域の関係機関による連携体制の構築に関すること
- 障害福祉サービス等の提供のあり方に関する協議及び調整に関すること
- 地域の社会資源の開発及び改善に関すること
- その他障害福祉の増進に必要な事項の協議を行うこと
障害者自立支援協議会の活動風景
目黒区障害者自立支援協議会会長あいさつ
目黒区障害者自立支援協議会の会長を務めさせていただいております岩崎香と申します。
私は現在、早稲田大学で社会福祉士の養成に携わっております。かつては医療機関のソーシャルワーカーとして長年病院に勤務しておりましたが、大学教員になってからは、理事や非常勤の職員として地域の福祉サービス事業所にかかわり、地域におけるネットワークの必要性を一層痛感するようになりました。
障害者自立支援法以後、障害者をめぐる施策の変転は目まぐるしく、大きな転換期を迎えています。目黒区内の障害者を対象としたサービスの量や質がまだまだ十分でないことは承知しておりますが、この間、障害者自立支援協議会の活動の中で、行政と地域の事業者、関係団体、ご家族・当事者の方々が横につながり、お互いの顔が見える関係性をつくろうという試みが専門部会の活動を中心に活性化してきたと感じております。今回、2006年に国連で採択された「障害者の権利条約」が日本においてようやく批准され、今後の障害者をめぐる動きに大いに期待しています。
現行の障害者総合支援法は2年前の前法の改正の中で、自治体が障害者計画を定めたり、変更する場合は障害者自立支援協議会の意見を聴くように努めなければならないとあります。今年度は目黒区の障害者計画の見直しの時期にあたっており、この度、障害者自立支援協議会として、地域福祉審議会に対して「目黒区障害者計画改定に関する意見」(別添)を提出しました。各専門部会、2014年1月に協議会主催で開催いたしましたパネルディスカッション等からいただいた意見を目黒区障害者自立支援協議会において検討し、今後障害(児)者に対して3年間で取り組んでいただきたい中心的課題を集約いたしました。
今後も、障害者自立支援協議会の活動が障害のある人もない人も(つまり、だれもが)共に安心して暮らせる地域づくりの実現に向けた原動力になるよう、頑張っていきたいと思います。ご協力やご理解をどうぞよろしくお願い申し上げます。
早稲田大学 岩崎 香
地域福祉審議会へ提出した障害者自立支援協議会の意見(PDF:25KB)
目黒区障害者自立支援協議会の構成
専門部会と調査審議事項
所掌事項に関する専門的な調査・審議を行わせるため、目黒区障害者自立支援協議会に専門部会(「部会」と呼んでいます。)を設けています。令和2年4月現在、7つの部会を設けています。
高齢化・グループホーム対策部会
障害者や介護者の高齢化への対応、地域で住み続けられる環境整備等に関すること
防災部会
障害者の災害への備え、災害時の避難や避難所での支援に関すること
意思疎通支援部会
意思疎通を図ることに支障がある障害者に対する支援に関すること
相談支援部会
サービス等利用計画の作成を中心に障害者の相談支援に関すること
一般就労部会
障害者の一般企業への就労に関すること
施設就労部会
障害者の就労支援施設への就労に関すること
子ども部会
事例検討や情報交換等を通して目黒区内の障害児問題について共有し、課題について話し合う
本会運営会議
区の障害福祉行政の進捗状況や各専門部会の活動状況等を踏まえ、目黒区障害者自立支援協議会の円滑な運営を図るための調整を行います。
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