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更新日:2013年12月25日

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ヨウ素を飲むと放射線を防げると聞きましたが、飲んだ方がよいですか

回答

現在の都内の放射線レベルでは、服用はまったく必要ありません。放射性ヨウ素が体内にはいってしまった場合(内部被ばく)には、甲状腺への影響を低減させるために、医師の指示により安定ヨウ素剤を服用することがありますが、体外からの被ばく(外部被ばく)には効果がありません。また、一般に40歳以上の方は、放射性ヨウ素による発がんのリスクは増大しないので、服用する必要はありません。
なお、安定ヨウ素剤は副作用(一時的な甲状腺機能の低下など)をおこす場合もあり、服用してはいけない方(ヨウ素過敏症など)もいますので、医師が必要と判断した場合のみ、その指示に従って服用することになります。安定ヨウ素剤は医療用医薬品であり、ドラッグストア等では市販されていません。医師に指示された場合以外は、服用してはいけません。
また、安定ヨウ素剤の代わりにヨウ素うがい液やヨードチンキを飲むことは、効果がないうえ、体に有害な作用を及ぼす可能性があるため、絶対に止めてください。

東京都健康安全研究センターでは、年間を通じて環境中の放射線量が測定されていますが、今般の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、都内での環境放射線量などの測定結果が公表されています。また文部科学省が全国の大学等の協力による空間放射線量の測定結果を公表しており、東京都内の測定地点に目黒区も含まれています。

これらの測定によると大気中の放射線量は、現時点では、健康に影響を与える数値ではなく、普段の生活に支障はありません。

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