トップページ > くらし・手続き > 人権・男女共同参画 > 人権 > 心の輪 > 心の輪(人権に関する連載) 令和2年度 > 子どもの人権を守る いじめのない学校を目指して(めぐろ区報 令和2年8月25日号(第3面)に掲載)

更新日:2020年9月1日

ページID:481

ここから本文です。

子どもの人権を守る いじめのない学校を目指して(めぐろ区報 令和2年8月25日号(第3面)に掲載)

学校の「新しい日常」

子どもたちの登校が再開しましたが、コロナ禍における環境の変化にさまざまな不安やストレスを感じている子どもが少なくありません。
社会全体が敏感になっている中、目黒区の教育現場でも特に感染者・濃厚接触者や医療従事者とその家族に対する偏見や差別につながる行為が生じないよう、発達段階に応じた指導を徹底しています。からかいや陰口、いじめが発生したときに適切に対応できる環境や、ときに皆が笑顔になれる明るい雰囲気をつくる配慮も欠かせません。

いじめは学校最重要課題のひとつ

目黒区は、いじめ防止対策推進条例により、子どもは、かけがえのない存在であり、一人ひとりが尊重され、健やかに成長する権利があることや、子どもの尊厳と基本的人権を侵害するいじめは、絶対に許されない行為であることを基本とし、いじめの未然防止、早期発見・早期対応に向け、さまざまに取り組んでいます。
具体的には、いじめを積極的に認知し、各校でいじめに関する個票や学級ごとのいじめの把握・報告票により、児童・生徒などから丁寧に聴き取り、実態の把握に努めています。その結果、いじめの可能性があれば、深刻化する前に、各校に設置している学校いじめ対策委員会などが、迅速かつ組織的に対応に当たります。
さらに目黒区では、小・中学生の代表者が集まり、一緒にいじめ問題を考えるめぐろ子ども会議を毎年開催しています。今年度は、児童・生徒の理解を深めるため、すべての区立小・中学校で、よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケートを実施します。また元年度から、より地域や学校の実態に即した人権教育を行うため、人権教育推進校を設置しました。今年度は4校(駒場・不動・鷹番小学校、第一中学校)が指定を受け、自分の大切さとともにほかの人の大切さを認めるなど、めぐろ学校教育プランに掲げる人権教育の充実の趣旨に沿った教育を進めています。

いじめられていい人はいない

いじめは、どの子どもにも、どの学校でも起こり得ます。自我の形成に重要な時期に、本来の自分らしさを見失わせてしまういじめは、どのような理由があっても認められません。子どもたちの気持ちに寄り添い、学校を安心して学べる場にするために、学校、保護者、地域がそれぞれの役割で連携・協力し、社会全体でいじめの防止などに取り組んでいきましょう。

関連するページ

めぐろ区報 令和2年8月25日号

お問い合わせ

人権政策課

ファクス:03-5722-9469