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更新日:2024年4月1日

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帯状疱疹予防接種費用助成

帯状疱疹は50代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれていますが、予防接種を受けることによって、発症や重症化の防止が期待できます。
目黒区は、令和5年4月から、50歳以上の区民を対象に帯状疱疹予防接種費用の一部助成を実施しています。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)と同じウイルスで起きる皮膚の疾患です。子どもの頃にかかった水痘ウイルスは、治癒後も体内に長期間潜伏しています。潜んでいたウイルスが、免疫力が低下した場合などに再活性化し、帯状疱疹を発症することがあります。

帯状疱疹の症状

帯状疱疹を発症すると、体の片側に神経痛のような痛みが起こり、その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に広がります。痛みが徐々に強くなり、症状は3週間から4週間ほど続きます。
50歳以上では、帯状疱疹を発症した人の2割が帯状疱疹後神経痛(皮膚症状が治った後も長期間にわたる痛みが続く症状)に移行するといわれています。

帯状疱疹予防接種

生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)と不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)の2種類があり、50歳以上のかたの帯状疱疹の予防を目的に、任意接種(予防接種法の対象外)として実施されています。帯状疱疹予防接種費用助成事業(以下、助成事業)では、どちらのワクチンで接種を受けても助成の対象です。
心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などの基礎疾患のあるかた、ワクチンの成分によりアレルギーを起こす恐れのあるかたなど接種に不安のあるかたは、事前に医師にご相談ください。

ワクチンの種類
  生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) 不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)

販売名

ビケン シングリックス
接種回数 1回(皮下注射)

2回(筋肉内注射)

特徴
  • 1回で完了する。
  • 料金が不活化ワクチンより安い。
  • 免疫の持続期間は5年程度とされている。
  • 予防効果が高く、免疫の持続期間は10年程度とされている。
  • 生ワクチンとは異なり、免疫低下のかたや妊娠中のかたも接種が可能。(医師と十分にご相談のうえ、接種を決めてください。)
注意点
  • 免疫機能に異常のある疾患をお持ちのかたや免疫を抑制する治療を受けているかたは接種を受けることができません。
    また、免疫抑制剤など服用している薬剤の種類によっては接種を受けることができません。
  • 妊娠中のかたは接種を受けることができません。また、接種後2か月間は妊娠を避けることが必要です。
  • 2回目の接種は、1回目の接種から2か月後、それを超える場合は6か月後までに接種を受けてください。
主な副反応

注射部位の紅斑、そう痒感、熱感、膨脹、疼痛、硬結(10から40パーセント程度)
全身倦怠感、発疹(1パーセント程度)

注射部位の疼痛(50パーセント以上)
発赤、膨脹(25パーセント以上)
筋肉痛、疲労、頭痛(30パーセント以上)
そう痒感、熱感(1から10パーセント未満)
浮動性めまい、鼻咽頭痛、気道感染など(1パーセント未満)

助成の内容

助成開始日

令和5年4月1日

助成の条件

以下のすべての条件を満たすかたが費用助成の対象です。

  • 接種日現在、目黒区に住民登録のある50歳以上であること
  • 令和5年4月1日以降に受ける接種であること
  • 助成事業に協力する区内実施医療機関において、目黒区が発行する専用の予診票により受ける接種であること

助成額と回数

  生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) 不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
助成額 5,000円 1回につき10,000円
助成回数 1回

2回まで
(1回目の接種が助成の条件に一致せず自費等で接種済みの場合も、2回目の接種が助成の条件を満たせば、2回目は助成の対象にできます。)

生ワクチンによる接種(1回)、不活化ワクチンによる接種(2回まで)、どちらを選択しても、助成事業を利用できるのは1度のみです。

助成の方法

助成事業により接種を受けるには、目黒区が発行する専用の予診票が必要です。

  1. 接種希望者は、接種を受けるワクチン(生ワクチンまたは不活化ワクチン)を決定したうえで、目黒区感染症対策課に予診票発行の申請をします。ワクチンの決定にあたっては、事前に医療機関とご相談ください。
  2. 申請内容を確認後、指定されたワクチン用の予診票を感染症対策課で発行し、ご自宅(住所登録地)へ送付します。
  3. 送付された予診票(予診票には、接種前の質問事項があります。事前にご記入ください。)を持参して、区内実施医療機関で接種を受けてください。
    接種を受けるには予約が必要な場合がありますので、医療機関にご確認ください。
  4. 接種後、接種費用の支払いの際に、助成額が差し引かれます。
    なお、帯状疱疹予防接種は任意接種のため、医療機関によって接種費用が異なります。事前にご確認ください。

(例)生ワクチンの接種費用が8,000円の医療機関で同ワクチンによる接種を受ける場合、8,000円から助成額5,000円を差し引いた3,000円をお支払いいただきます。

予診票の申請

現在、多くの申し込みがあり、予診票をお届けするのに2週間ほどかかります。

なお、電話での申し込みは混雑し、繋がりにくいため、申請フォームからの申し込みを推奨します。
予診票は、50歳の誕生日の1カ月前から申し込みできますが、発送は誕生月となります。

帯状疱疹予防接種費用助成申請フォーム

実施場所

区内実施医療機関
助成事業に協力する目黒区内の実施医療機関のみで有効です(目黒区内でも実施医療機関以外で接種を受ける場合や、他市町村の医療機関で接種を受ける場合は助成の対象外です)。

実施医療機関一覧表(PDF:207KB)

接種にあたっての注意

  • 接種日当日に明らかな発熱(37.5度以上)がある場合や重篤な急性疾患にかかっている場合など、予防接種を行うのに不適当な状態にあるときは接種を受けることができません。また、水痘・帯状疱疹ワクチンによりアナフィラキシー(接種後、比較的すぐに起こる激しいアレルギー反応のこと)を起こしたことがあるかたは、接種を受けることができません。
  • 接種後には、副反応が現れる場合があります。主なものは、注射部位の腫脹、疼痛や倦怠感、筋肉痛などです。重大な副反応としては、ショック、アナフィラキシー反応を含む過敏症状が現れることがあります。接種を受けた後は体調に変化がないか十分に注意してください。接種を受けた後30分間は安静にして様子を見てください。
  • 医師の診察、説明を受け、予防接種の効果や目的、副反応の可能などについて十分に理解したうえで、接種を希望するか否かを決めてください。接種を希望する場合は、予診票の「被接種者記入欄」に記入、署名をしてください。

予防接種による健康被害救済制度

帯状疱疹予防接種は任意接種であるため、万一、被接種者に健康被害が生じた場合、予防接種法による健康被害救済制度の対象にはなりませんが、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法及び特別区自治体総合賠償責任保険に基づく救済の対象になることがあります。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構・健康被害救済制度

お問い合わせ

感染症対策課 予防接種係

ファクス:03-5722-9890