更新日:2025年12月2日

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帯状疱疹定期予防接種

帯状疱疹は50代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれていますが、予防接種を受けることによって、発症や重症化の防止が期待できます。
令和7年1月29日の厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、令和7年度から帯状疱疹予防接種の定期接種化が了承されました。対象者のかたには3月下旬に予診票を送付しました

なお、この予防接種は対象者のうち希望するかたのみに行います。接種を義務付けられたり強制されるものではありません。

令和7年度の定期接種対象者は、令和8年3月31日までに接種の完了が必要です。不活化ワクチンをご選択いただく場合、1回目の接種は遅くとも令和8年1月中に行う必要がありますので、接種を希望されるかたはお早めに接種をお願いします。

帯状疱疹予防接種

生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)と不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)の2種類があります。接種を希望するワクチンをご自身で選択し、23区内の契約医療機関で接種を行います。
心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などの基礎疾患のあるかた、ワクチンの成分によりアレルギーを起こす恐れのあるかたなど接種に不安のあるかたは、事前に医師にご相談ください。

なお、不活化ワクチンは2回接種が必要となります。お忘れのないよう必ず2回接種してください。

2種類のワクチンの種類と特徴は以下のとおりです。

ワクチンの種類
項目 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)「ビケン」 不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)「シングリックス」
接種回数 1回(皮下注射)

2回(筋肉内注射)

特徴
  • 1回で完了する。
  • 料金が不活化ワクチンより安い。
  • 免疫の持続期間は5年程度とされている。
  • 免疫の持続期間は10年程度とされている。
  • 生ワクチンとは異なり、免疫低下のかたや妊娠中のかたも接種が可能。(医師と十分にご相談のうえ、接種を決めてください。)
注意点
  • 免疫機能に異常のある疾患をお持ちのかたや免疫を抑制する治療を受けているかたは接種を受けることができません。
    また、免疫抑制剤など服用している薬剤の種類によっては接種を受けることができません。
  • 妊娠中のかたは接種を受けることができません。また、接種後2か月間は妊娠を避けることが必要です。

 

  • 2回目の接種は、1回目の接種から2か月空けて接種を受けてください。

 

主な副反応

注射部位の紅斑、そう痒感、熱感、膨脹、疼痛、硬結(10から40パーセント程度)、全身倦怠感、発疹(1パーセント程度)

注射部位の疼痛(50パーセント以上)
発赤、膨脹(25パーセント以上)
筋肉痛、疲労、頭痛(30パーセント以上)
そう痒感、熱感(1から10パーセント未満)
浮動性めまい、鼻咽頭痛、気道感染など(1パーセント未満)

実施期間

令和7年4月1日から令和8年3月31日まで

定期接種対象者

目黒区に住所を有するかたのうち、次のいずれかに該当し、予防接種を希望するかた。

  1. 令和7年度に65歳になるかた
  2. 令和7年度に70・75・80・85・90・95・100歳になるかた(令和7年度から令和11年度までの間、経過措置として、65歳以上で5歳刻みの年齢にあたり、過去に帯状疱疹の予防接種を受けたことのないかたへ予診票を送ります)
  3. 101歳以上のかた(令和7年度のみ)
  4. 接種日現在、60歳から64歳のかたで、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有し、免疫機能の障害で身体障害者手帳1級相当のかた(別途申請が必要です)

経過措置について

帯状疱疹の定期接種は65歳のかたを対象としておりますが、令和7年度からの定期接種化にあたり、接種の機会を平等に確保するため、70・75・80・85・90・95・100歳以上のかたまで対象を広げる措置が設けられました。この経過措置は、令和7年度から令和11年度まで実施するものです(101歳以上のかたへの経過措置は令和7年度のみ)。定期接種の対象となるのは生涯一度かぎりであり、今年度接種を受けなかった場合、令和12年度以降5年ごとに定期接種の対象になる予定はありませんのでご注意ください。

令和7年度 定期接種対象生年月日

年齢 対象生年月日
65歳 昭和35年4月2日から昭和36年4月1日
70歳 昭和30年4月2日から昭和31年4月1日
75歳 昭和25年4月2日から昭和26年4月1日
80歳 昭和20年4月2日から昭和21年4月1日
85歳 昭和15年4月2日から昭和16年4月1日
90歳 昭和10年4月2日から昭和11年4月1日
95歳 昭和5年4月2日から昭和6年4月1日
100歳 大正14年4月2日から大正15年4月1日
101歳以上 大正14年4月1日以前

令和8年度 定期接種対象生年月日

年齢 対象生年月日
65歳 昭和36年4月2日から昭和37年4月1日
70歳 昭和31年4月2日から昭和32年4月1日
75歳 昭和26年4月2日から昭和27年4月1日
80歳 昭和21年4月2日から昭和22年4月1日
85歳 昭和16年4月2日から昭和17年4月1日
90歳 昭和11年4月2日から昭和12年4月1日
95歳 昭和6年4月2日から昭和7年4月1日
100歳 大正15年4月2日から昭和2年4月1日

令和9年度 定期接種対象生年月日

年齢 対象生年月日
65歳 昭和37年4月2日から昭和38年4月1日
70歳 昭和32年4月2日から昭和33年4月1日
75歳 昭和27年4月2日から昭和28年4月1日
80歳 昭和22年4月2日から昭和23年4月1日
85歳 昭和17年4月2日から昭和18年4月1日
90歳 昭和12年4月2日から昭和13年4月1日
95歳 昭和7年4月2日から昭和8年4月1日
100歳 昭和2年4月2日から昭和3年4月1日

令和10年度 定期接種対象生年月日

年齢 対象生年月日
65歳 昭和38年4月2日から昭和39年4月1日
70歳 昭和33年4月2日から昭和34年4月1日
75歳 昭和28年4月2日から昭和29年4月1日
80歳 昭和23年4月2日から昭和24年4月1日
85歳 昭和18年4月2日から昭和19年4月1日
90歳 昭和13年4月2日から昭和14年4月1日
95歳 昭和8年4月2日から昭和9年4月1日
100歳 昭和3年4月2日から昭和4年4月1日

令和11年度 定期接種対象生年月日

年齢 対象生年月日
65歳 昭和39年4月2日から昭和40年4月1日
70歳 昭和34年4月2日から昭和35年4月1日
75歳 昭和29年4月2日から昭和30年4月1日
80歳 昭和24年4月2日から昭和25年4月1日
85歳 昭和19年4月2日から昭和20年4月1日
90歳 昭和14年4月2日から昭和15年4月1日
95歳 昭和9年4月2日から昭和10年4月1日
100歳 昭和4年4月2日から昭和5年4月1日

令和12年度 定期接種対象生年月日(予定)

年齢 対象生年月日
65歳 昭和40年4月2日から昭和41年4月1日

注記

  • 過去に目黒区の助成を利用し、予防接種を受けたことがあるかたは対象となりませんので、予診票は郵送いたしません。
  • 今回予診票が届いたかたでも、今までに自費等で帯状疱疹予防を目的としたワクチンによる接種を受けたことのあるかたは、費用助成の対象となりません。このワクチンを初めて受けるかたが対象です。
  • 対象となるのはおひとり一度限りです。(5年ごとに対象となるわけではありません。)
  • 接種日現在、60歳から64歳のかたで、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に重い障害のあるかた(身体障害者手帳1級相当のかた)で接種を希望するかたは、保健予防課予防接種係(電話:03-5722-7047)にお問い合わせください。

 

費用(自己負担額)

ワクチンの種類 自己負担額

生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)

4,000円

不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)

(1回あたり)

10,000円

必ず、送付された予診票を使用し、実施期間内に接種してください。

以下の場合は、接種費用が全額自己負担となりますのでご注意ください。

  • 実施期間以外の日に接種した場合
  • 決められた医療機関(実施医療機関)以外の医療機関で接種した場合

実施医療機関

  • 23区内の契約医療機関で接種できます。
  • 目黒区内の契約医療機関は、予診票送付時に同封する「帯状疱疹予防接種実施医療機関一覧表」を参照ください。なお、目黒区以外の22区契約医療機関については、直接該当区または医療機関にお問い合わせください。

実施医療機関一覧表(PDF:582KB)

  • 施設入所等の理由により23区が指定する医療機関以外で接種を受ける場合、事前に目黒区が発行する「定期予防接種依頼書」の交付を受け、有効期限や、適切な接種間隔を守って接種したものに限り接種費用が助成されます(助成額には上限額があります)。以下のリンクからご確認ください。

高齢者の定期予防接種依頼書の交付および接種費用助成(償還払い)

「帯状疱疹予防接種(定期)のお知らせ」の訂正

令和7年3月24日に帯状疱疹予防接種予診票を発送いたしましたが、同封の「帯状疱疹予防接種(定期)のお知らせ」と印刷版めぐろ区報4月1日号10面「予防接種に関するお知らせ」内の帯状疱疹定期予防接種の自己負担額に記載誤りがございました。おわびして訂正いたします。

(誤)自己負担額:不活化ワクチン「シングリックス」1回あたり11,000円

(正)自己負担額:不活化ワクチン「シングリックス」1回あたり10,000円

対象のかたには、令和7年3月末に訂正に関するハガキを発送いたしました。

なお、生ワクチン「ビケン」の自己負担額4,000円に変更はありません。

接種にあたっての注意

  • 接種日当日に明らかな発熱(37.5度以上)がある場合や重篤な急性疾患にかかっている場合など、予防接種を行うのに不適当な状態にあるときは接種を受けることができません。また、水痘・帯状疱疹ワクチンによりアナフィラキシー(接種後、比較的すぐに起こる激しいアレルギー反応のこと)を起こしたことがあるかたは、接種を受けることができません。
  • 接種後には、副反応が現れる場合があります。主なものは、注射部位の腫脹、疼痛や倦怠感、筋肉痛などです。重大な副反応としては、ショック、アナフィラキシー反応を含む過敏症状が現れることがあります。接種を受けた後は体調に変化がないか十分に注意してください。接種を受けた後30分間は安静にして様子を見てください。
  • 医師の診察、説明を受け、予防接種の効果や目的、副反応の可能などについて十分に理解したうえで、接種を希望するか否かを決めてください。接種を希望する場合は、予診票の「被接種者記入欄」に記入、署名をしてください。

副反応が起こった場合

予防接種の後、接種した部位が痛みや熱をもってひどく腫れたり、全身のじんましん、繰り返す嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱など、普段と異なる症状がみられたら、早めに医師の診察を受けてください。

その他、不明な点は保健予防課予防接種係へお問い合わせください。

予防接種健康被害救済制度について

ワクチン接種によって医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、法律に基づき、医療費・障害年金等の給付請求ができる予防接種健康被害救済制度があります。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。

予防接種健康被害救済制度(厚生労働省ホームページ)

予診票の発行申請

予診票を紛失された場合や、目黒区に転入されたかたで帯状疱疹予防定期接種の対象となる場合は、こちらのフォームから予診票発行の申し込みができます。

帯状疱疹予防接種予診票申請フォーム

お問い合わせ

保健予防課 予防接種係

ファクス:03-5722-9890

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