更新日:2021年6月4日

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離乳の進め方の目安

このページでは、離乳の進め方の目安を紹介します。

離乳食は授乳期から幼児食までをつなぐ大切な食事です。
お子さんの発育や発達に合わせて、ゆったりとした気持ちで少しずつステップアップしていきましょう。
乳児健診時に離乳食のサンプルを展示しています。健診時にお立ち寄りください。

離乳の進め方の目安

離乳の進め方の目安一覧表
離乳の進め方の目安

離乳の進め方の目安(PDF:94KB)

ここに示す事項は、あくまでも目安であり、子どもの食欲や成長・発達の状況に応じて調整します。

離乳初期(生後5か月頃から6か月頃)
離乳食の回数

1日1回

食べ方の目安

子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める。
母乳や育児用ミルクは飲みたいだけ与える。

調理形態(かたさの目安)

なめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状)
やわらかく茹でて、なめらかにすりつぶす。

1回当たりの目安量

つぶしがゆから始める。
すりつぶした野菜等も試してみる。
慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚・卵黄等を試してみる。

摂食機能の目安(食べる力の発達) 口を閉じて取り込みや飲み込みができるようになる。
離乳中期(生後7か月頃から8か月頃)
離乳食の回数 1日2回
食べ方の目安

1日2回食で食事のリズムをつけていく。
いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく。

調理形態(かたさの目安)

舌でつぶせるかたさ(豆腐くらい)
やわらかく茹でて、粗めにつぶしたり、みじん切りにしたりする。

1回当たりの目安量

穀類:全がゆ50グラムから80グラム
野菜・果物:20グラムから30グラム
魚:10グラムから15グラム
または肉:10グラムから15グラム
または豆腐:30グラムから40グラム
または卵:卵黄1個から全卵3分の1個
または乳製品:50グラムから70グラム

歯の萌出の目安(歯の生え方) 乳歯が生え始める。
摂食機能の目安(食べる力の発達) 舌と上あごでつぶしていくことができるようになる。
離乳後期(生後9か月頃から11か月頃)
離乳食の回数 1日3回
食べ方の目安

食事リズムを大切に1日3回食に進めていく。
共食を通じて、食の楽しい体験を積み重ねる。

調理形態(かたさの目安)

歯茎でつぶせるかたさ(バナナくらい)
やわらかく茹でて、5ミリメートル角に切る。
慣れてきたら、徐々に大きくしていく。

1回当たりの目安量

穀類:全がゆ90グラムから軟飯80グラム
野菜・果物:30グラムから40グラム
魚:15グラム
または肉:15グラム
または豆腐:45グラム
または卵:全卵2分の1個
または乳製品:80グラム

摂食機能の目安(食べる力の発達) 歯茎でつぶすことができるようになる。
離乳完了期(生後12か月頃から18か月頃)
離乳食の回数 1日3回
食べ方の目安

1日3回の食事リズムを大切に、生活リズムを整える。
手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やす。

調理形態(かたさの目安)

歯茎で噛めるかたさ(肉だんごくらい)
やわらかく茹でて、1センチメートル角に切る。
手づかみできるようにスティック状に切る。

1回当たりの目安量

穀類:軟飯80グラムからごはん80グラム
野菜・果物:40から50グラム
魚:15から20グラム
または肉:15から20グラム
または豆腐:50から55グラム
または卵:全卵2分の1から3分の2
または乳製品:100グラム

歯の萌出の目安(歯の生え方)

1歳前後で前歯が8本生えそろう。
離乳完了期の後半頃に奥歯(第一乳臼歯)が生え始める。

摂食機能の目安(食べる力の発達) 歯を使うようになる。

参考資料

「授乳・離乳の支援ガイド」(厚生労働省)

お問い合わせ

碑文谷保健センター

ファクス:03-5722-9330