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万葉歌碑
万葉集の歌碑
めぐろ区民キャンパス北西の角に万葉集の歌碑があります。
円形の石に三首が刻まれています。これらは、8世紀頃に荏原郡と呼ばれた目黒区を含む東京西南部の地域の防人(さきもり)とその妻によって詠まれたものです。かな文字のない時代でしたので、東国の方言を交えながら、万葉仮名で書きあらわされています。
防人(さきもり)として東国から遠く九州に派遣されて故郷に残してきた妻を気遣う歌、生還の困難な夫を案ずる歌と、いずれも人間味のあふれる歌で、夫婦の愛情が伝わってきます。
巻二十の四四一五番
しらたまを てにとりもして みるのすも いへなるいもを またみてももや
もののべのとしとこ
巻二十の四四一六番
くさまくら たびゆくせなが まるねせば いはなるわれは ひもとかずねむ
くらはしべのとじめ
巻二十の四四一八番
わがかどの かたやまつばき まことなれ わがてふれなな つちにおちもかも
もののべのひろたり
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