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更新日:2024年7月9日

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自由が丘で農業体験!初夏のワクワク“じゃがいも掘り”を満喫!

じゃがいも掘りの様子をお届けします!

個人的にずっと楽しみにしていた“じゃがいも掘り”が、「いよいよ明日!」に迫ったその前日(6月21日)、強い雨とともに梅雨入りが発表されました。「明日のじゃがいも掘りは中止かも…」と少し落ち込んでいたのですが、当日(6月22日)は梅雨入りしたとは思えないほどの好天、しかも最高気温も28度と、心配をよそに素晴らしい収穫日和となりました!

当日の青空

今回私が参加したじゃがいも掘りは、「収穫体験農園事業」として開催されました。この事業は、目黒区農業振興運営協議会のご協力のもと、区民の皆さんに農業体験をしていただき、都市農地やその保存の大切さを感じていただくことを目的に、例年、夏や秋にも開園されているものです。

今回開催されたじゃがいも掘りは、区内4つの農園と、世田谷区にある農園の合計5カ所で開催されました。

開催農園

農園 所在地
織戸農園 目黒区碑文谷三丁目
栗山貴美子農園 目黒区八雲三丁目
栗山さか江農園 目黒区八雲三丁目
栗山和弘農園 目黒区八雲三丁目
杉村農園 世田谷区上野毛四丁目

収穫体験は、毎年とても多くの応募があり、抽選となる大好評のイベントです。
今回、私は「栗山さか江農園」をメインに、3つの農園を取材させていただきました。

農園は自由が丘駅から徒歩約17分程度ということで、私は駅から歩いていくことに。少し歩くとはいえ、自由が丘から歩いて行ける街なかのいったいどこに農園があるの…?と思いながら、足を進めていきました。

おしゃれな街並みを歩き続けていくと、「栗山農園」と書かれた看板を発見!
早速階段を登っていくと…

(看板)栗山農園 

閑静な住宅街の中に、本当に農園がありました!少し前まで自由が丘の街を歩いていたはずなのに、区内にいながら地元(東京からだいぶ遠いところです…)を思い出すような、少し不思議な感覚になりました。

栗山さか江農園の畑

栗山さか江農園の畑

じゃがいも掘りは9時からのスタート予定でしたが、気合いが入り過ぎた私は、8時20分頃に到着。農園主さんのご厚意で、まずは農園をご案内いただきました!

「栗山さか江農園」をご紹介します

栗山さか江農園では、季節ごとにさまざまな野菜を栽培されているそうです。取材時でも、ナスやトマト、トウガラシ、赤シソ、トウモロコシ、キュウリ、サトイモ、タマネギ、空心菜、インゲンなど、本当にたくさんの野菜が栽培されていました。ご紹介いただきながら、「“目黒産”のお野菜がこんなにあるんだ!」と、とてもワクワクしながら写真を撮って回りました。

ナス

ナス

トマト

トマト

トウガラシ

トウガラシ

赤シソ

赤シソ

収穫した野菜は、区内3カ所で即売されているそうで、農園のすぐ近くでも販売されていました。収穫後、すぐに包装された、まさに“採れたて”の野菜を購入することができます。

即売所
さて、農園をご案内いただいたところで、いよいよお待ちかねのじゃがいも掘りの開始時刻に。参加者の皆さんも続々と集まってきました!

子どもも大人も夢中!じゃがいも掘りがスタート

この日の最高気温は28度ということで、朝からとても暑く、参加者の皆さんは、帽子に日焼け対策と、ばっちり対策をして参加されていました。私も気合い十分でしたので、帽子、長袖、長ズボンと日焼け対策に加え、久しぶりに長靴を履いて、準備万端で参加です。

まずは、農園主さんから、じゃがいも掘りのコツをレクチャーいただきます。
教わったとおり、土を手前にかき分けると…たくさんのじゃがいもがゴロゴロと出てきました!ここからはもう、お子さんも親御さんも夢中で、「わっ!大きいの見つけたね!」「たくさんあるね!」と楽しそうな会話があちらこちらから聞こえ、皆さん次々とたくさんのじゃがいもを掘り上げていました。

じゃがいも掘り体験の様子

じゃがいも掘り体験の様子

今回、収穫したじゃがいもの品種は「きたあかり」。参加者のかたから「どんなお料理が合いますか?」という質問に、農園主さんは「肉じゃがにするととてもおいしいですよ」と。参加者と農園主さんとの交流の様子もたくさん見受けられました。

採れたてのじゃがいも

また、じゃがいもだけでなく、土から出てくる幼虫に興味津々になってしまうお子さんも多くいました(笑)。幼虫が苦手な私は、心の中で「ひぃ…」と思いながらも(涙)、普段なかなか土遊びができない子どもたちにとっては、ここでの幼虫探しも楽しみの一つで、自然に親しむ貴重な機会なんだなぁと感じました。

幼虫を探すお子さん

収穫後は皆さん、袋いっぱいにじゃがいもを詰めて、「楽しかったね!」「どんな料理を作ろうか」といったお話をしながら、農園を後にされていました。

続いて伺ったのは、「栗山さか江農園」の近くにある「栗山貴美子農園」と「栗山和弘農園」です。

栗山貴美子農園

栗山貴美子農園の様子

栗山貴美子農園でも、本当に多くのかたが来場され、じゃがいも掘りを楽しまれていました。

めぐろのおやさいクレヨン

ここでは、とてもおもしろいクレヨンを発見。その名も「めぐろのおやさいクレヨン」。
農園での収穫時に、捨てられてしまう野菜の外葉などを原料に製作されたそうです。野菜から作られているということで、緑色は3色も入っていました!目黒産のお野菜から作られたということで、とても特別感を感じました。

ロッカータイプの即売所

農園近くにはロッカータイプの即売所も発見。

栗山和弘農園

次に訪れた栗山和弘農園でお話を伺ったご家族は、「今日で3回目の参加なんです!」と、農園主さんとも毎年交流があるご様子。「区内で収穫を体験できる貴重な機会で、子どももとても喜ぶので、毎年楽しみにしています」とのこと。
他にも「リピーターです!」というご家族もいらっしゃり、収穫農園がたくさんの皆さんに定着しているイベントであることが伝わってきて、とても印象的でした。

じゃがいも掘り体験参加者

じゃがいも掘り体験参加者

また、ここで栽培された大根は、毎年、学校給食へと寄付されているそうです。地域の子どもたちの食育を学ぶ機会につながっていることも、すてきだなと感じました。栗山和弘農園での取材を終え、今日一日、とても充実していたじゃがいも掘り体験は終了です。
栗山和弘農園

今回、私も“じゃがいも掘り”の魅力に目覚めてしまったような気がしています。多くのかたがリピーターになっているように、私もリピーターになってしまうかもしれません(笑)。同時に、初めは土を触るのもためらっていたお子さんが、少しずつ慣れてきて、気が付いたら一生懸命じゃがいもを掘っている姿や、じゃがいも掘りを楽しむだけでなく、食育につながっていく活動が行われていることを新たに知り、取材に伺って、「目黒の農地を大切にしていかなければいけないな」と強く感じました。

今年のじゃがいも掘りは終了してしまいましたが、8月にはぶどう狩り、11月には秋野菜の収穫体験が予定されています。私も、再び取材に行こうと今からわくわくしています。皆さんもぜひ、目黒で農業体験、そして収穫の喜びを味わってみてはいかがでしょうか。

広報課A

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