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更新日:2024年10月15日

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めぐろ区報令和6年10月15日号編集後記「65歳からの青春(アオハル)」

今号では、「65歳からの青春(アオハル)」をキャッチコピーに、フレイル予防の自主グループ活動をご紹介しました。
フレイル予防に大切なのは、“週1回以上、グループで運動すること”だということはご存知でしたでしょうか。そうは言っても、新たなコミュニティに飛び込んで継続的に運動をするのは少し勇気と根気がいりますよね・・・。そんなかたの後押しになればという気持ちで今号を作成しました。紙面では伝えきれなかった魅力たっぷりのグループ活動取材の裏側をお伝えしたいと思います。

めぐろ手ぬぐい体操グループ 中根つなごう会

取材は夏半ばに伺いました。とても暑い日でしたが、皆さんとても元気で賑やかに準備運動から始まりました。続けて、めぐろ手ぬぐい体操のテキストに合わせて、順番に手ぬぐいの持ち方、動作のポイントをお互いに声をかけながら進めていきます。
 
こまめに水分補給を挟みながら運動を続けます。めぐろ手ぬぐい体操の動作では、片足立ちをして両足交互に60秒カウントし、片足は1から数えて、逆は60から数えることで脳の体操も一緒に行うものもありました。手・足・指・口全てを使うように考えられた内容になっていることを知りました。

中根つなごう会では、ほかにラジオ体操や俳句、折り紙など各自がやってみたいこと、得意なことなどを組み合わせて、毎月スケジュールを立てて取り組んでいました。また、お花見の時期にはメンバーの自宅でお花見したこともあったそうです。この取材日の翌週は、あまりの猛暑ということで運動をお休みして食事会をするとお話されていました。
取材を通じて、お互いを思いやりながら協力し合っていて、皆さん、とても素敵な関係だなという印象を持ちました。「家の外に話し相手がいることが幸せで、貴重なんです」というその言葉どおりにお話が尽きない皆さんを取材できて、楽しい時間を過ごすことができました。

ウオーキンググループ さくらウォーキング

さくらウォーキングの皆さんには、表紙の撮影のご協力もお願いしました。公園に集合していただき、複数の構図を撮影しました。実は、表紙に使われた写真は私たちから提案したポーズではなく、皆さんから提案いただき撮影されたものです。いつものストレッチを輪になってやってみたところ、皆さんの笑みが増えていき、最後にはとても自然な笑顔があふれ出たので、その写真が採用されました。


どの写真も捨てがたかったので、泣く泣くお蔵入りにした表紙写真候補をこちらで公開!
選びようがないほど素敵だった表紙の撮影を終えたら、普段活動する施設まで歩いて移動です。さすが、ウオーキンググループというべきでしょうか。足取りしっかりと目的地に到着し、日ごろの活動の取材が始まりました。
メンバーのかたが、トレーニングの動作をイラストにしてそれを見ながら、けがをしないようにゆっくり行います。

丁寧なイラストとコメント付きのストレッチメモ

下半身のストレッチ。けがをしないように椅子につかまりながら。

足首のストレッチもウオーキングには大切です

上半身のストレッチも!

和気あいあいとした雰囲気で笑い声が絶えず、本当に学生時代の部活動のように賑やかな感じでした(笑)

フレイル予防効果体感のエピソード

ご夫婦で参加!きっかけは…

旦那さんが長年続けていた家族の介護にひと段落付いた時、気持ちが落ち込み引きこもりがちになっていたところ、奥さんが区の事業に参加していたことをきっかけに家から連れ出して参加するようになったとのことです。参加当時は元気がなかったようですが、今ではグループのムードメーカーになっていました。

90代のかたも!

グループ参加当初はほとんど歩けず、今回表紙を撮影した場所から活動場所まで約800mを歩くのに、以前は3回ほど休憩していたのに、この日は休憩なしで歩けたことが発覚!そのことをグループみんなで喜び合い、次はどこに行こう?と新たな計画の相談に発展していました。

 

メンバーで役割分担。お互いに思いやりをもって

計画に際しては、ただ歩くことを目的とするのではなく、公共交通機関を使いながら遠出することを意識するとともに、それぞれ体の状態は違うので、歩ける人たちで下見を行い、なるべく負担の少ないコースを考えているとのことでした。取材中、あの建物に行ってみたい、あのお店に行ってみたいなど、まだまだ目標膨らむ皆さんでした(^^
さまざまなことにチャレンジするのでどうやら失敗することもあるようで…目的地で見つけた飲食店が多国籍料理店でなにがなにやら分からない料理をみんなで食べる羽目になったという思い出を楽しそうに話す姿を見て、学生時代、“なんでもないようなことも全て面白い”という日常を過ごしていた感覚を思わず思い出すことができました。

取材後、私や担当部署の職員宛てに、「皆さんくらいの時は、仕事も家庭も育児もあって辛いことや大変なことも多かった。でも今は、ただただ毎日が楽しい!」とメッセージを送ってくださいました。とてもこの言葉が心に響いたのですが、それはきっと、取材で皆さんの姿を拝見して同じように感じたからだと思います。自主グループで活動する皆さんのように、素敵な歳の重ね方をして、楽しく元気に健康で過ごしていきたい!と思えた取材になりました。

 

自分でグループを作るのは難しい…でも、グループに加入してみたい!というかたは、介護保険課介護予防係(電話03-5722-9608 ファクス03-5722-9716)へお問い合わせください。

 

グループ活動を1から初めてみたい!というかたは、ウェブサイトをご覧ください。

広報課:ちゃんみ

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