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めぐろ区報令和8年1月15日号編集後記「目黒区の多文化共生のかたち 共にくらす、扉ひらく。」
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編集後記 特集を担当した職員が、取材の裏話や紙面で伝えきれなかったことをつづっています。めぐろ区報をもっと身近に感じていただけるよう、記事づくりで感じたことや、取材のちょっとしたエピソードをお届けしています。 |
今号は、「共にくらす、扉ひらく。」をテーマに、目黒区の多文化共生のかたちについて特集しました。紙面で紹介していますとおり、区内に住む外国のかたは、増加傾向にあります。目黒区では、目黒区国際交流協会(MIFA)が、在住外国人が安心して生活を送れるように、地域ボランティアとともにさまざまな事業を行っています。今回は、このまちで共に暮らす人々の姿と、MIFAと区の文化・交流課が行っている多様性を支える取り組みを紹介しました。
紙面の作成に当たりまして、MIFAの事業に参加いただいている方々に、アンケートを依頼させていただきました。項目は、「目黒で暮らす魅力・住んだきっかけ」、「地域のかたとの交流エピソード」、「外国人(日本人)と同じ地域で生活するなかでの視野の広がりやご自身の行動の変化」、「これから日本人(外国人)としてみたい・関わっていきたいこと」など多岐に渡りました。紙面スペースの都合から、ほんの一部のみの掲載となってしまいました。もう少し詳細に紹介したいアンケート回答がありましたので、要約にはなりますが、ここで紹介させていただきます。
外国にルーツを持つ人たちと生活をともにするなかで、相手を「外国人」としてではなく、一人の個人として見る姿勢が少しずつ育ってきたと感じています。また、MIFAの放課後日本語クラブを通じて「背景が異なる相手」は外国に限らないことに気づきました。日本出身のクラスメイトであっても、家庭環境や価値観は一人一人違います。相手を個人として丁寧に理解しようとする姿勢が必要だと実感するようになりました。さらに、外国にルーツを持つ人が「マイノリティだから特別」と区別されるのではなく、地域の中で自然に混ざり、当たり前に関わり合える関係性をつくることの大切さも強く感じるようになりました。違いよりも共通点の方がずっと大きいという実感が、この地域の安心感や温かさにもつながっていると感じます。
これは10代のかたの回答だったのですが、多文化共生の本質を捉えているように感じられ、私は大変感銘を受けました。
また、4ページ目では、MIFAや区で行っている取り組み一覧を掲載しました。ピックアップして紹介しました「やさしい日本語」については、私も昨年度、研修を受講しました。「やさカニくん」が案内している「はさみの法則」を踏まえつつ、常に相手目線でお話することの重要性を学びました。
外国のかたと接することはあまり多くはありませんが、相手を思いやる気持ちを常に持つことが、巡り巡って地域の安心感や温かさにつながると信じて取り組んでいきたいと、この特集を通じて再認識しました。
広報広聴課:梵天丸
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ライター 梵天丸 健康推進課、人事課、健康福祉計画課を経て、広報広聴課へ。主に区報編集を担当しています(平成18年入庁)。 |
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