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更新日:2024年3月1日

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特集

区長所信表明/6年度予算案のあらまし

区長所信表明
区長所信表明は、区長が区政の方針や重点課題に関する考え方を表明するものです。令和6年第1回区議会定例会で、区長が行った所信表明のあらましをお知らせします。所信表明の全文は区ウェブサイトでご覧になれます。
お問い合わせ:企画経営課(電話:03-5722-9106、ファクス:03-5722-6134)

区長所信表明の詳細を見る

6年度予算案のあらまし
皆さんにとって住みやすいまちとなるよう、令和6年度の予算案を作成しました。
予算案の概要は区ウェブサイトでご覧になれます。
お問い合わせ:財政課(電話:03-5722-9137、ファクス:03-5722-6134)

6年度予算案のあらましを見る

区長所信表明

「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」の実現に向けて

目黒区長 青木英二

元日の能登半島地震により、石川県を中心に甚大な被害がもたらされました。被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。区は、石川県金沢市と友好都市という関係がございます。迅速に飲料水等の物資を届けるなどの支援を行っておりますが、今後も金沢市長と連絡を取り、国や都の要請等も注視しながら、必要となる支援を積極的に講じてまいります。

さて、ロシアによるウクライナ侵攻を発端とした原油価格の高騰に近年の円安による影響も相まって、輸入価格が上昇し、エネルギーや食料品を中心としたコストプッシュ型(注釈)の物価上昇が生じ、今後の経済は先行き不透明な状況となっております。これらに対する対策として、区といたしましても国の動きと連動して、区独自施策も講じながら、区民生活をしっかりと支える取り組みに注力しているところです。

区では令和4年3月に、今後10年間に取り組むべき課題と施策の基本的な方向を定めた目黒区基本計画を策定し、基本構想で示した区政運営方針に基づく区政運営の基本的な考え方・施策立案の視点を定めました。平和と人権・多様性を尊重する施策の推進、公民連携による区政の推進、持続可能な行財政運営に向けた基盤の強化を基本姿勢として、中長期的に持続可能な行財政運営を行ってまいります。

区民の皆さまのご期待に応えられるよう、区民福祉のさらなる向上に向けて山積する課題解決に全力で取り組み、「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」の実現に向けて、まい進してまいりたいと存じます。

(注釈)原材料費などコストの上昇が原因で発生するインフレ

6年度予算案のあらまし

ポストコロナ時代の目黒の未来を創る予算

(注釈)図表中の数字は四捨五入しているため、合計と一致しないことがあります

目黒の財布一般会計1,300億円

歳入1,300億円

歳出1,300億円


区の主な取り組み6の重点項目

令和6年度に区が重点的に取り組む項目と主な事業を紹介します。

1 未来を担う子どもを育む環境整備の促進

子どもの安全な遊び場や放課後等の居場所づくり、多様な保育ニーズへの対応、生きづらさを抱える若者へのサポートなど、環境や境遇に左右されることのない子育ち・子育て支援を行います。

また、学校施設の更新や地域とともにある学校づくりの実現を通じて、地域の見守りの中で、児童・生徒の健やかな成長を支える良好な教育環境を整えていきます。


  • 給食費保護者負担ゼロ(区立小・中学校ほか)…8億2,655万円
  • こども家庭センター整備…5億1,613万円 ほか

ベビーファースト宣言を表明しました

お問い合わせ:子育て支援課子育て支援推進係(電話:03-5722-8723、ファクス:03-5722-9328)

ベビーファースト宣言は、子どもを産み育てたくなる社会を実現するために、子育て世代が過ごしやすい環境の醸成を目指す運動です。区は宣言の趣旨に賛同し、令和6年2月1日に活動宣言を行いました。詳細は区ウェブサイトをご覧ください。

ベビーファースト宣言の詳細を見る

目黒区ベビーファースト宣言スローガン

区は「未来への架け橋 子どもが元気に過ごすことのできるまち 目黒」を目指します。

安心して大きくなるよ!

2 地域活動の活性化とにぎわいの創出

豊かな地域コミュニティ形成に向けて、目黒区に住み、働き、学ぶ人々が、積極的に交流・活動できるような環境整備を進めていくとともに、芸術文化活動やスポーツに親しむことのできる機会を増やして、人が集い、活発に活動できるまちを目指します。

また、区内事業者の経営基盤の安定、創業の促進を図るとともに、魅力ある商店街の持続的な発展を支え、まちのにぎわいを創出します。


  • 創業者支援(実践めぐろ創業塾、インキュベーションオフィス(注釈)の利用支援)…560万円
  • めぐろダンスフェスタの開催…440万円 ほか

(注釈)起業や創業の活動をする入居者を支援する施設

3 福祉の充実と健康づくりの推進

8050問題(注釈1)やヤングケアラーなどの複合的な課題に対応するため、相談窓口の連携強化や重層的支援体制の構築を目指します。ひきこもりなどの孤独・孤立対策、認知症の早期診断・対応、障害者のライフステージに応じた切れ目のない支援を充実させます。

また、新型コロナウイルス感染症への取り組みを踏まえ、次なる感染症と新たな健康危機事象に備えた保健所体制の強化をしていきます。


  • 認知症検診推進事業の実施…2,624万円
  • がん患者へのアピアランスケア(注釈2)支援事業…1,180万円 ほか

(注釈1)高齢になった子をさらに高齢の親が面倒をみる社会問題

(注釈2)外見の変化に対するケア

4 快適で暮らしやすい持続可能なまちづくり

快適で安全な都市基盤の整備として、都市計画道路の整備や地域交通の利便性の向上に取り組んでいきます。

また、都会にあっても多様ないきものが息づく豊かな環境を守っていくため、魅力的で緑豊かな公園づくりや生物多様性の確保に努めるとともに、2050年のゼロカーボンシティの実現に向け、二酸化炭素の排出削減を着実に進めていきます。


  • 公園リノベーション事業…2億5,093万円
  • 給食の生ごみ回収運搬・リサイクル(区立小・中学校、区立こども園)…2,311万円 ほか

5 災害に備えたまちづくりと日常生活の安全確保

防災・減災機能の向上を目的として、不燃領域率の向上、無電柱化などの取り組みを進めていきます。また、災害が発生した場合に備え、地域避難所の指定拡大や医療機関との連携等を通して、必要な場所や物品などを迅速に区民へ提供できる体制確立を目指します。日常生活の安全・安心の確保の観点からは、特殊詐欺などの犯罪被害から区民を守り、誰もが安全で安心して生活できる環境をつくります。


  • 民間建築物の耐震化促進…1億7,022万円
  • 地域避難所用資機材の整備…2,475万円 ほか

6 DXを加速させる取り組みの戦略的な展開

DXビジョンに基づく区民生活の利便性向上と業務の生産性向上を実現させるため、マイナンバーカードの普及状況などと連動した行政サービス・手続きのオンライン化、支払いのキャッシュレス化、業務におけるペーパーレス化と職員の働き方改革を戦略的に展開します。


  • DX(デジタル改革)の推進…4,137万円
  • 口座振替依頼手続きのオンライン化…2,385万円 ほか

物価高騰対策

原油価格・物価高騰の影響が長引いている状況を踏まえ、区民生活や区内事業者を守るための取り組みを実施します。

  • 物価高騰対応重点支援給付金…21億9,962万円
  • 原材料価格等高騰対策給付金(介護サービス事業所、保育所ほか)…9,843万円 ほか

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