合理的配慮、建設的対話とは？

障害のある人は、社会に存在するさまざまなバリアー（社会的障壁）によって生活が制限されることがあります。このバリアーを取り除くために、障害のある人から何らかの対応を必要としている旨の意思表示がなされた際、負担のない範囲で対応することが合理的配慮です。障害のある人に一方的な対応を行うのではなく、双方が対話を重ね、共に解決策を検討していく建設的対話も重要となります。

例えば、こんなケースがあります

事例A 身体障害のあるかたへの対応 事例Aでは… この場合、どのような合理的配慮が考えられるぽぽ？ ぽぽ な 何人かで車いすごと2階に運ぶことも考えられるけど、けがの危険性もあるし…どうすればいいのかなぁ？ 例えば、お客さんに読みたい本を聞いて、何冊か持ってくる提案をするのはどうぽぽ？ ぽぽ な なるほど！対話の中で一緒に解決策を考えていくことが、大事なんだなぁ！

事例B 精神障害により周囲の目が気になるかたへの対応 事例Bでは… 「前例がない」「ルールにない」は断る理由になると思うぽぽ？ ぽぽ な うーん。僕だったら納得できないなぁ。どうしてできないのかを知りたいなぁ。 そうだね。 相手側が合理的配慮を求めている理由、ここではオンライン配信を希望する理由を聞いてみることが大事だぽぽ。でも、事業者側も、講師の都合など、さまざまな理由から対応が難しい場合もあると思うんだ。大事なのは、対応できない理由や状況を伝えて、一緒に解決策を考えていくことなんだぽぽ。 ぽぽ な なるほど。やっぱり、対話が重要なんだなぁ！

以上の事例はあくまで例であり、障害の特性や状況によって適切な対応は変わっていくよ。双方で一緒に解決策を考えていくことが大事だよ。

まずは互いを思いやるコミュニケーションから始めましょう

障害のある人が困っている問題（社会的障壁）を取り除くためには、障害のある人と事業者や行政などが対話を重ねること（建設的対話）を通じて、解決策（合理的配慮）を検討していくことが求められています。
今回紹介した事例以外にも、知的障害などさまざまな障害があります。障害の程度や状況によっても必要な配慮は異なるため、画一的な対応ではなく、対話によって解決策を見つけていくことが重要です。誰もが暮らしやすい地域づくりを目指して、まずは互いを思いやるコミュニケーションから始めてみましょう。

動画で理解を深めよう！

めぐろふれあいフェスティバル 障害者週間記念事業

日時：令和6年12月7日（土曜日）
場所：中目黒GT（目黒区上目黒二丁目1番3号）
お問い合わせ：障害施策推進課計画推進係（電話：03-5722-9848、ファクス：03-5722-6849）
詳細は区ウェブサイトをご覧ください。

障害者週間記念事業を見る

心身障害者自立生活者表彰

自立生活に向けて努力されている障害のあるかたなどを表彰します。
日時：11時から正午まで

障害者差別解消区民講演会
「発達障害理解と見えにくい障害差別の解消に向けて」

申し込みが必要です（申込期限は11月30日）。詳細は区ウェブサイトをご覧ください。

障害者差別解消区民講演会「発達障害理解と見えにくい障害差別の解消に向けて」を見る

日時：14時から16時まで
定員：100人（先着）

障害福祉施設の製品の販売と団体紹介

日時：10時30分から（無くなり次第終了）

区公式YouTube「めぐろTV」で、障害福祉施設の紹介動画「なぽぽの散歩」をご覧になれます。 なぽぽの散歩　目黒区内にある障害者福祉施設の紹介を見る

障害福祉施設利用者作品パネル展

日時：令和6年12月2日（月曜日）8時30分から12月6日（金曜日）16時まで
場所：総合庁舎本館1階西口ロビー

めぐろふれあいフェスティバル de スポーツ

日時：令和6年12月8日（日曜日）13時から16時（入場は15時30分まで）
場所：八雲体育館（目黒区八雲一丁目1番1号　区民キャンパス内）
お問い合わせ：電話：03-5701-2984、ファクス：03-5701-2985

障害者スポーツ体験イベントです。どなたでも参加できます。屋内シューズ（ソールが生ゴム・白ゴム・ノーマーキングラバー）をご持参の上、当日会場へお越しください。詳細は区ウェブサイトをご覧ください。

八雲体育館「めぐろふれあいフェスティバル de スポーツ」を見る