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目黒の坂 十七が坂
「目黒の坂」は、「月刊めぐろ」1972年3月号から1984年2月号の掲載記事を再構成し編集したものです。
目黒の坂 十七が坂
目黒三丁目5番と18番の間を、長泉院方向へ上る急坂が十七が坂である。
宿山と目黒不動尊を結ぶ庚申道の難関がこの坂越えであったという。そのため、この坂道を利用するのはもっぱら若者ばかりで、老人や子どもは坂下から西方へ迂回して藤の庚申で庚申道に合流する回り道を利用したという。あまりに急であったため、子どもが坂道の途中でころぶと、17歳になったとき不祥事が起きるという話が坂名の由来と伝えられる。
また、坂上の板碑型庚申供養塔には、江戸時代の中目黒の有力者17名の名が刻まれ、あるいはこの碑から十七が坂の名が生まれたともいう。
十七が坂
坂は今でも急で人通りも少なく、沿道に民家の木立が続いている。
十七が坂周辺
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