更新日:2024年2月28日

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令和4年度目黒のサクラ保全事業報告会

目黒区では、公園や緑道、道路緑地等の桜の保護・植替えを進めていくため、平成26年3月に目黒のサクラ基金を設立しました。この基金を活用して、平成27年度から目黒のサクラ保全事業に取り組んでいます。目黒のサクラ保全事業について寄付者や区民の皆様にご報告をするため、毎年3月に「目黒のサクラ保全事業報告会」を開催しています。

令和4年度目黒のサクラ保全事業報告会

令和4年度サクラ保全事業報告会は、令和5年3月11日(土曜日)に碑文谷公園にて開催し、25名のかたにご参加いただきました。

令和4年度報告会の様子

サクラ保全事業の報告

令和4年度に実施した目黒のサクラ保全事業について報告を行いました。令和4年度は、下記のサクラ保全事業を実施し、総事業費の3分の1である7,946,766円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。

樹木診断

外観診断 目黒川404本
機器診断 目黒川43本、田向円融寺通り1本、碑さくら通り2本、宮前公園1本、呑川本流緑道8本、呑川柿の木坂支流緑道3本、九品仏川緑道1本

外観診断:樹木を目視や木槌などの器具を用いて、健康状態を把握し、精密診断が必要な樹木を抽出する診断。
精密診断:専門の腐朽診断機器を用いて、樹木内部の空洞率を測定する診断。

(注記)令和3年度に東京都建設局街路樹診断マニュアルが改訂され、「精密診断」が「機器診断」に名称変更されています。

サクラ再生実行計画の作成

碑文谷公園と区立公園全体において、桜の樹木診断結果等をもとに桜の保護や植替えについてのサクラ再生実行計画を、樹木医の知見や地域のかたの意見を取り入れながら作成しました。

サクラ再生実行計画について
計画作成箇所 計画のコンセプト
碑文谷公園 「池に映える桜の風情、多品種の桜、春の高揚感を再生します」
区立公園 「春の高揚感を感じられる、健全で見ごたえのある桜を将来に引き継ぐ」

将来像(碑文谷公園)

将来像(区立公園)

サクラ保全工事

樹木診断結果に基づき倒木の危険のある桜の伐採・抜根、サクラ再生実行計画に基づき植替えを実施しました。

サクラ保全工事の詳細

伐採

目黒川4本、立会川緑道1本、呑川本流緑道2本、呑川柿の木坂支流緑道1本、九品仏川緑道1本

抜根

目黒川3本、田向円融寺通り5本、碑さくら通り2本、立会川緑道2本

植替

目黒川(カンザン)1本、田向円融寺通り(ソメイヨシノ)3本、碑さくら通り(ソメイヨシノ)1本、立会川緑道(コシノヒガン)2本


抜根の様子(目黒川)

植替えの様子(立会川緑道)

樹勢回復

令和4年度から、桜の根の呼吸や成長を助け健全な育成を促すため、固くなった土壌を改善する樹勢回復の取り組みを開始しました。


樹勢回復作業の様子
  • 碑文谷公園14本
  • さくらの里街かど公園1本
  • 下二児童遊園1本
  • 目黒川10本

令和5年度の事業予定

樹木診断

予定箇所:碑さくら通り、田向円融寺通り、呑川柿の木坂支流緑道、呑川駒沢支流緑道等

桜の保護

目黒川や街路樹・緑道の桜について、倒木等を防止し桜を健全に保全するため、令和5年度から7年度の3年間かけて集中的に基本剪定や樹勢回復を実施

桜の植替え

サクラ保全工事(伐採、抜根、植替え工事)
倒木の危険のある桜の伐採・抜根、サクラ再生実行計画に基づく桜の植替え

桜守活動の体験

報告会の後半は、桜守活動の体験として、参加者の皆様に碑文谷公園の桜の花数調査を体験していただきました。桜守活動とは、地域のかたが日常的に桜を見守り、保全していくボランティア活動のことです。花芽や花数を調べると桜の健康状態を知ることができます。
講師にNPO法人東京樹木医プロジェクトの四戸香織氏と美濃又哲男氏をお招きし、ご指導いただきました。


高枝切ばさみで観察する桜の枝を採取しました

ルーペやピンセットを用いて花数を数えました

関連するページ

令和3年度目黒のサクラ保全事業報告会

令和3年度目黒のサクラ保全事業報告会は、感染症拡大防止のため、報告会に代わり、ホームページで事業報告をさせていただきました。令和3年度は、下記のサクラ保全事業を実施し、総事業費の3分の1である5,041,624円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。

樹木診断

外観診断 目黒川220本、碑文谷公園2本
精密診断 目黒川28本、駒場公園8本、立会川緑道4本、九品仏川緑道6本

サクラ保全工事

伐採

目黒川3本、田向円融寺通り5本、碑さくら通り1本、九品仏川緑道2本

抜根

目黒川1本、田向円融寺通り2本、碑さくら通り3本、呑川柿の木坂支流緑道1本、
呑川駒沢支流緑道1本、九品仏川緑道1本、東山児童遊園1本

植替

目黒川1本、田向円融寺通り1本、呑川柿の木坂支流緑道1本、呑川駒沢支流緑道1本、
九品仏川緑道1本、東山児童遊園1本


抜根した桜の断面

新植した桜(シダレザクラ)

令和2年度目黒のサクラ保全事業報告会

令和2年度目黒のサクラ保全事業報告会は、令和3年3月14日(日曜日)に駒場野公園で開催予定でしたが、感染症拡大防止のため中止しました。

サクラ保全事業の報告

令和2年度は、目黒川や碑さくら通り、菅刈公園等において倒木の危険のある桜の伐採のほか、呑川柿の木坂支流緑道や九品仏川緑道等の歩行の妨げとなる桜の切り株の抜根を行い、田向円融寺通りや立会川緑道等において桜の植替えを行いました。また、桜の風景を将来に引き継ぐため、「駒場野公園サクラ再生実行計画」と「九品仏川緑道サクラ再生実行計画」を作成しました。
樹木診断と桜の伐採・抜根・植替え工事にかかる総事業費の3分の1である4,941,570円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。


伐採した桜の断面(菅刈公園)

植替えた桜(田向円融寺通り)

桜守活動体験「桜の花数調査、桜の品種・観察ポイント紹介」

桜守活動体験として、講師にNPO法人東京樹木医プロジェクトの美濃又哲男氏と須田英二氏を迎え、桜の健康状態を調べる花数調査や桜の品種の見分け方、観察する際に注意するポイントの紹介を行う予定でした。

桜守活動体験当日資料(PDF:3,055KB)

令和元年度目黒のサクラ保全事業報告会

令和元年度目黒のサクラ保全事業報告会は、令和2年3月8日(日曜日)に八雲住区センターで開催予定でしたが、感染症拡大防止のため中止しました。

サクラ保全事業の報告

令和元年度は、目黒川や菅刈公園、呑川本流緑道等において倒木の危険のある桜の伐採のほか、田向円融寺通りや立会川緑道等の歩行の妨げとなる桜の切り株の抜根を行いました。また、桜並木の風景を将来に引き継ぐため、「呑川柿の木坂支流緑道及び呑川駒沢支流緑道サクラ再生実行計画」を作成しました。
桜の伐採・抜根工事にかかる総事業費の3分の1である3,486,677円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。


伐採の様子(菅刈公園)

抜根の様子(立会川緑道)

報告会当日資料

令和元年度目黒のサクラ保全事業概要(PDF:4,442KB)

平成30年度目黒のサクラ保全事業報告会

平成30年度目黒のサクラ保全事業報告会は、平成31年3月10日(日曜日)に中根住区センターで開催し、17名のかたにご参加いただきました。

サクラ保全事業の報告

平成30年度に実施したサクラ保全事業について報告を行いました。平成30年度は、倒木の危険のある桜の伐採のほか、目黒川や碑さくら通り、碑文谷五丁目緑地において桜の植替えを行いました。また、桜並木の風景を将来に引き継ぐため、「立会川緑道サクラ再生実行計画」と「呑川本流緑道サクラ再生実行計画」を作成しました。
桜の伐採・抜根・植替え工事にかかる総事業費の3分の1である3,253,015円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。

桜守活動体験「桜の花数調査」

桜守活動体験として、講師にNPO法人東京樹木医プロジェクトの美濃又哲男氏と四戸香織氏を迎え、桜の健康状態を調べる花数調査を行いました。


講師による解説の様子

花数調査の様子

平成29年度目黒のサクラ保全事業報告会

平成29年度目黒のサクラ保全事業報告会は、平成30年3月3日(土曜日)に中目黒住区センターで開催し、25名のかたにご参加いただきました。

サクラ保全事業の報告

平成29年度に実施したサクラ保全事業について報告を行いました。平成29年度は、児童遊園などで桜の精密診断や倒木の危険のある桜の伐採のほか、桜の景観を将来に引き継ぐため、「目黒川サクラ再生実行計画」と「児童遊園サクラ再生実行計画」を作成しました。
これらの目黒のサクラ保全事業を実施し、総事業費の2分の1である6,471,000円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。

講演「地域で守り育てるサクラの風景」

NPO法人東京樹木医プロジェクトの和田博幸氏による講演が行われ、日本人と桜の関わりの歴史や地域のボランティアによる桜保全活動などについてお話をいただきました。

講演の様子 講演の様子2

平成28年度目黒のサクラ保全事業報告会

平成28年度目黒のサクラ保全事業報告会は、平成29年3月4日(土曜日)に碑住区センターで開催し、17名のかたにご参加いただきました。

サクラ保全事業の報告

平成28年度に実施したサクラ保全事業について報告を行いました。平成28年度は、呑川柿の木坂支流緑道等の桜の樹木診断や倒木の危険のある桜の伐採のほか、桜の景観を将来に引き継ぐため、「碑さくら通り・田向円融寺通り・碑文谷五丁目緑地サクラ再生実行計画」を作成しました。
これらの目黒のサクラ保全事業を実施し、総事業費の2分の1である4,598,100円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。

桜守活動紹介

世田谷区の上北沢で住民参加型のサクラ保全活動に取り組まれている「上北沢桜並木会議」の事務局から、活動内容についてご紹介いただきました。

桜守活動体験

講師にNPO法人東京樹木医プロジェクトの須田英二氏と四戸香織氏を迎え、碑さくら通りと田向円融寺通りの桜の健康状態を調べる花数調査を行いました。


上北沢桜並木会議の活動報告の様子

桜の花芽観察に取り組む様子

平成27年度目黒のサクラ保全事業報告会

平成27年度目黒のサクラ保全事業報告会は、平成28年3月5日(土曜日)に目黒区総合庁舎で開催しました。

サクラ保全事業の報告

平成27年度に実施したサクラ保全事業について報告を行いました。平成27年度は、街路樹、立会川緑道等の桜の樹木診断や倒木の危険のある桜の伐採を行いました。
これらの目黒のサクラ保全事業を実施し、総事業費の2分の1である8,696,700円に目黒のサクラ基金を使わせていただきました。

桜に関する講演

平成27年度に目黒の桜の樹木診断を行った樹木医から、目黒の桜の現状と課題や桜の再生事例紹介、また、地域のボランティアグループである「目黒のまちのタウンライター」の方々から「タウンライターが見つけた桜のある風景」として区内の桜の見どころを紹介していただきました。


樹木医の講演

区内の桜の見どころ紹介

お問い合わせ

みどり土木政策課

ファクス:03-3792-2112