更新日:2025年3月18日

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ダニ媒介感染症

ダニ媒介感染症とは

病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症です。つつが虫病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ダニ媒介脳炎、ライム病などがあります。

ダニが運ぶ感染症に注意(PDF:809KB)

主な症状

病原体によって、潜伏期間は2日から28日(多くは7日から14日)と幅があります。
症状は、発熱、全身倦怠感、消化器症状、時に意識障害などの神経障害は出血症状が出現します。

主な感染経路

病原体を保有するダニに咬まれることで感染します。発症している動物との接触により感染することもあります。

予防のポイント

特にマダニは山や草むらで生息しているため、夏のレジャー(ハイキング、キャンプ等)の際にマダニに咬まれることで感染する可能性があります。山や草むらで活動する際は、ダニに咬まれないように長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を控えましょう。
また、服にダニが付いた場合に確認しやすいよう明るい色の服を着用し、屋外活動後は、足の付け根、手首、頭部等マダニに刺されていないか確認しましょう。

ダニ媒介感染症の治療

マダニに咬まれたときに、虫体を無理に取り除こうとすると、病原体が体内に入ったり、皮膚の中に虫の一部分が残ることがあります。無理に自分で取り除こうとせず、医療機関で処置をしてもらいましょう。
また、マダニに咬まれた後、数週間は体調の変化に注意し、発熱などの症状がみられた場合も医療機関を受診しましょう。疾患によって抗菌薬、抗ウイルス薬での治療もありますが、対症療法中心の感染症もあります。

ダニ媒介感染症の流行状況

流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。

都内におけるつつが虫病の流行状況

都内における重症熱血小板減少症候群(SFTS)の推移グラフ(10年分)

都内における日本紅斑熱の推移グラフ(10年分)

都内におけるダニ媒介脳炎の推移グラフ(10年分)

推移グラフ(10年分)は、それぞれ感染症名を選択してください。

関連するページ

東京都感染症情報センター「つつが虫病」

東京都感染症情報センター「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」

東京都感染症情報センター「日本紅斑熱」

厚生労働省「ダニ媒介感染症」

国立感染症研究所「つつが虫病とは」

国立感染症研究所「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは」

国立感染症研究所「日本紅斑熱」とは

 

お問い合わせ

感染症対策課 感染症対策係

ファクス:03-5722-9890

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