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感染性胃腸炎を予防しましょう
例年、冬の時期は、腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする「感染性胃腸炎」の集団感染が多数報告されています。
感染性胃腸炎とは、主にウイルスなど病原体を原因とする胃腸炎の総称です。原因となるウイルスには、「ノロウイルス」などがあり、主な症状は腹痛、下痢(げり)、嘔吐(おうと)、発熱です。このウイルスは、感染した人の便や吐物(とぶつ)に触れた手指を介して口に入ったり、汚染した食品を口にしたりすると感染しますので予防を心がけましょう。
感染性胃腸炎について
原因となる病原体には、「ノロウイルス」「ロタウイルス」「サポウイルス」「アデノウイルス」などのほか、細菌や寄生虫もあります。
主な症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱です。
これらの胃腸炎は、症状のある期間が比較的短く、また、ウイルスの種類によって、異なる治療が行われることも通常はないため、ウイルス検査をおこなうことなく、症状と流行状況から「感染性胃腸炎」として診断されることがあります。
感染経路は、病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)、汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)があります。
感染性胃腸炎の流行状況
流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。
感染予防のポイント
- 手洗いをしましょう。特に排便後、調理前後や食事の前には、その都度(つど)、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
- カキなどの二枚貝を調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。
- 吐物(とぶつ)やふん便を処理するときは、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウム(塩素系の漂白剤)を使用して適切に処理しましょう。処理後は、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
感染性胃腸炎の治療
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。
乳幼児や高齢者では下痢による脱水症状を生じることがありますので早めに医療機関を受診することが大切です。特に高齢者は、誤嚥(おう吐物が気管に入る)により肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。
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感染症対策課 感染症対策係
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