更新日:2016年4月1日
遺跡の概要
遺跡番号 | 49 |
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所在地 | 目黒区碑文谷一丁目 |
立地 | 台地(目黒台) |
主な時代 | 縄文時代(早期・前期)、中世、近世 |
主な遺構 | 中世から近世 掘立柱建物跡、井戸 |
主な遺物 | 中世から近世 陶磁器、土器、板碑、石臼、砥石、銅製仏飯具、銭貨 |
遺跡の位置図
円融寺遺跡出土の墨書土器
円融寺遺跡出土の天目茶碗
遺跡の解説
円融寺遺跡は、円融寺が853年に法服寺として開かれてから、現在に至るまでの遺構が残る遺跡です。
発掘調査では、円融寺が法華寺と称していた16世紀頃の掘立柱建物跡、井戸跡、板碑(中世の時期に多く作られた石造の供養塔)や陶磁器などが発見されました。特に素焼きの灯明皿(明かりをともすために油を入れていた皿)が多量に発見されたほか、中国で生産された天目茶碗など貿易陶磁器が発見されています。また、井戸跡からは、まじないに使われたと考えられる墨書土器が発見されました。
参考文献・調査報告書
編著者名 | 題名・掲載書誌名 | 発行者 | 発行年 |
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目黒区円融寺南遺跡調査団 | 『円融寺南遺跡』 | 目黒区円融寺南遺跡調査会 | 1996年 |
