更新日:2016年4月1日
遺跡の概要
遺跡番号 | 20 |
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所在地 | 目黒区下目黒三丁目・下目黒四丁目 |
立地 | 台地(目黒台) |
主な時代 | 縄文時代(早期・前期・中期・後期)、弥生時代(後期) |
主な遺構 | 縄文時代 竪穴住居跡 弥生時代 竪穴住居跡 |
主な遺物 | 縄文時代 土器、土版 弥生時代 土器、炭化物 |
遺跡の位置図
目黒不動遺跡第2次調査地点出土の土版
目黒不動遺跡第1次調査地点の弥生時代住居跡
遺跡の解説
目黒不動遺跡は、目黒川と羅漢寺川を望む台地上に立地する遺跡です。
これまでの調査で、縄文時代と弥生時代の竪穴住居跡や土器などが発見されています。
縄文時代中期(約5000年前)の竪穴住居跡は18軒発見されています。このうち、区立不動公園で発見された竪穴住居跡は、調査したのちにそのままの状態で埋め戻しています。また、この遺跡から出土した、まじないに使われたと考えられる土版は、都内最古級の資料として注目されています。
弥生時代後期(約2000年前)の竪穴住居跡は、火災を受けていて、出土した炭化物の分析から、クヌギの木が使われていたことが分かりました。また、土器づくりに使うための白色粘土が住居の中から見つかりました。
参考文献・調査報告書
編著者名 | 題名・掲載書誌名 | 発行者 | 発行年 |
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目黒不動遺跡調査団 | 『目黒不動遺跡』 | 目黒区教育委員会 | 1983年 |
