更新日:2015年4月6日
遺跡の概要
遺跡番号 | 15 |
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所 在 地 | 目黒区中目黒四・五丁目、目黒三丁目 |
立 地 | 台地(目黒台) |
主な時代 | 旧石器時代、縄文時代(早期・前期・中期・後期)、中世、近世 |
主な遺構 | 旧石器時代:石器群、礫群 縄文時代 :竪穴住居跡 |
主な遺物 | 旧石器時代:スクレーパー、石刃、剥片 縄文時代 :縄文土器(早期夏島式、稲荷台式、稲荷原式など)、石鏃、 局部磨製石斧、敲石、スタンプ形石器 |
遺跡の位置図
中目黒遺跡A地点の礫群
中目黒遺跡C地点の調査状況
遺跡の解説
目黒川右岸の台地上にある中目黒遺跡では約600点の旧石器時代の石器が発見されました。約3万年前の地層(立川ローム層第7層)からチャート製のスクレイパーや石刃、黒色安山岩製の剥片などの石器が発見されています。
1981年の調査では、礫群と土層断面が剥ぎ取り保存され、めぐろ歴史資料館で展示されています。
縄文時代早期(約1万年前から7千年前まで)の住居跡が10軒以上発見されています。目黒川流域では縄文時代早期の集落の確認例が少なく、当時の暮らしの一端を知る上で貴重な成果です。
参考文献・調査報告書
編著者名 | 題名・掲載書誌名 | 発行者 | 発行年 |
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中目黒遺跡調査団 | 『中目黒遺跡』 | 中目黒遺跡調査団ほか | 1982年 |
中目黒4丁目遺跡調査団 | 『中目黒遺跡B地点』 | 中目黒4丁目遺跡調査会 | 1994年 |
中目黒遺跡(C地点)調査団 | 『中目黒遺跡C地点』 | 目黒区中目黒遺跡(C地点)調査会ほか | 1998年 |
