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更新日:2024年3月8日

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未来へ紡ぐ新しい校歌制作 目黒西中学校第1回校歌制作ワークショップがいよいよスタート!

令和7年4月に開校予定の「目黒西中学校」(第八中学校と第十一中学校の統合)校歌制作ワークショップが始まりました。
(同じタイミングで開校予定の「目黒南中学校(第七中学校・第九中学校の統合)」の校歌制作の様子も、めぐろプラスでご紹介しています。)

今回のワークショップ講師は植村花菜さんです(株式会社ホリプロの皆さん、ご協力ありがとうございます)。

第1回は、平日の放課後に第八中学校の音楽室で開催されました。“放課後の音楽室”というロケーションだけで、もうなんだかいい校歌ができそう…と思いながら取材に伺いました。

講師の植村さんは、ワークショップが始まる前から音楽室に入り、集まった生徒たちとコミュニケーションを取っていました。生徒たちは、それぞれ音楽室に入ってくるときに緊張気味の表情だったのが、あっという間にリラックスして笑顔が見られるようになり、とても柔らかい雰囲気でワークショップが始まりました。

ワークショップは、植村さんのご紹介からスタートしました。
植村花菜さんといえば、あのロングヒットした、アラサー世代以降の人なら1度は聞いたことがある「トイレの神様」が有名ですが・・・
今回、参加している生徒の皆さんは、「トイレの神様」を歌う植村さんの美しい歌声が世間を優しく包み込んでいたとき、大半がまだ生まれてすらいなかったという事実を知り、ただただ衝撃でした……(皆さん、参加するに当たって植村さんの曲を聞いてから来たそうです!)

ワークショップの参加者は、両校の生徒から合わせて6人。1年生から3年生が参加していました。

歌詞を考えてみよう!

まずは、歌詞作りに大切な「情景」が浮かぶキーワードを出していく作業から始めることになりました。
目黒区といえば?新しい学校ができるエリアには、情景が思い浮かぶものは何がある?道路でも、個人的に思い入れのある場所でも!という植村さんからの投げかけに、すぐにキーワードを出していく生徒の皆さん。



目黒区の道路、公園、坂の名称、区の鳥「シジュウカラ」や、区の花「ハギ」、地域にまつわる歴史など次々と単語が出てきます。

電子タブレットを開きながら調べている生徒もあり(これもまたジェネレーションギャップ…)、大人顔負けのキーワード出しの時間でした。

 

たくさんのキーワードが出揃ったところで、次は曲に込める「思い」や「気持ち」を考えることになりました。
みんなが学校生活に望むこと、今までの学校生活での思い出を振り返った時の気持ち、新しい学校での生活への思いなど、「歌詞を書こう!」と考えず、「日記やお友達への手紙を書くような感じで自分の気持ちを書き出してみましょう!」と生徒に話しかける植村さん。
植村さん自身も、「トイレの神様」を制作したときに、植村さんのおばあちゃんとの思い出、エピソードを盛り込んだ作文を書き、そこから歌詞にできそうな言葉を選んでいった、という貴重なエピソードも披露してくれました。

作文を書くことになったのですが、作文が苦手という生徒に合わせて、箇条書きで学校生活の思い出を書き始めることに。それでもどうしようと悩む子には、「季節ごとに行事を思い出して書いてみるとかどうかな?」「〇月は、〇〇〇〇〇があって」などと生徒同士で助け舟を出し合い、一緒に取り組む光景も見受けられました。文字を書く手が止まりかけると周りの子と相談しながら、植村さんも一緒に寄り添って思考を深めていく様子も印象に残りました。

 

終始、和やかに明るく温かい空気感でワークショップが進みます。
時折、植村さんが会話しながら生徒たちの思い出に感じた気持ちを引き出しているのがとても印象的でした。学校生活の出来事を書き出す生徒たち一人一人のところを回って、優しく話しかけ、書き出された言葉につながる「気持ち」を引き出していく植村さんは、まさに女神様に見えました……。


途中、制服・運動会・部活動・校外学習・修学旅行などといった言葉が飛び交い、学生生活から離れて年数が経った筆者には、とても懐かしさを感じるものでした。

 

少し休憩を挟みながら作文が完成し、「作文を書いてみよう!」と提案されたときは不安そうだった生徒たちも、終わってみればA4用紙にびっしり書いていました。
それぞれの作文から、どんな言葉が歌詞に合うのかを順番に見て、お話ししていく植村さんですが、皆さんの力作っぷりに、「後で全部大事に読みたいから、今は少しだけにするね…」と嬉しそうに一人ずつ作文を読まれていました。

 

最後に、「どんな校歌にしたいか」「曲調はどんな感じがいい?」という植村さんからの問いかけに1人ずつ答えて、この日のワークショップは終了です。
「明るい」「落ち着いた感じ」「楽しい感じで」「伝統を重んじるような歌詞も良いけど、未来に向かうような校歌にしたい」、そんな声が上がり、生徒の皆さんの前向きな気持ちを感じることができました。

ワークショップは3月中にあと2回開催されます。1回目に引き続き、作詞と作曲を行っていく予定とのことです。めぐろプラスでも引き続き取材し、レポートしますのでお楽しみに。

 

広報課:ちゃんみ

 

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