ここから本文です。
MDC(メグロダンスコネクション)いよいよ始動
応募総数はなんと412名!
目黒区初のダンスイベントにかかる期待の大きさがこの数字に現れています。
その中から厳正な抽選で選ばれた4カテゴリー各20名、合計80名の精鋭によるダンスレッスンが9月17日にスタートしました。
目黒区広報課ではこの大イベントを盛り上げるべく、4人の担当者を投入して本番まで密着取材を敢行します。お楽しみに!
MDCの特長はなんといっても、数々のアーティストやダンサーを輩出したEXPG STUDIOの全面協力の下、プロのダンサー講師による本格的なレッスンが受けられることです。
さらにLDH所属アーティストの楽曲を公式に使用できるので、EXILEや三代目J SOUL BROTHERSの有名曲を本家本元の振り付けで学ぶことができます!しかも募集時の条件では未経験者もOK!
現在、バリバリにダンスをやっている方や、これまでダンスに興味があっても敷居が高くて始められなかった方、若かりし頃のダンス経験が忘れられないかた、目黒区に引っ越してきてこのイベントをきっかけに地域活動に参加したいというかた。皆さん、さまざまな動機と熱い思いを持って参加をされていました。
本番のステージは2025年1月19日(日曜日)、めぐろパーシモンホールが会場となります。
今回、残念ながら抽選に外れてしまったかたも観覧は無料ですので、区民ダンサーの皆さんの晴れ舞台をぜひ観にきていただきたいです。
今回のイベントがしっかり盛り上がると、第2回、第3回と続いていくイベントになっていくはずです!
では、ここからは年齢別に分けられた各カテゴリー初回レッスンの模様について、各担当者からレポートをお届けします。
KIDSクラス(小学1年生〜6年生)
講師 MOEMI 先生
- 課題曲「MORNING SUN」
- 歌「EXILE B HAPPY」
最初に目についたのは、練習室に保護者は入れないということで、一人になって少し不安げな顔を浮かべる子どもたち。
入り口に戻り、首を伸ばしてお母さんを探す子もいて、不安や緊張が伝わってきます。
そんな中で始まった自己紹介。緊張でうまくしゃべれない子がほとんどでしたが、「本番の大きな舞台で輝けるようがんばります」と大人顔負けの意気込みを元気に語る子もいました。
休憩中にも一生懸命練習をしていて、大きくキレのある踊りを披露する姿に、志の高さを感じました。
2人組で踊るパートでは早速息がばっちり合っている少年2人を発見。
話を聞いてみると、スイミングスクールが一緒で元々友だちだったところ、お互い抽選に当選していて、この現場でばったり再会したそうです。世間は狭い!
ダンス未経験の2人ですが、それを十分に補う吸収力で、「本当に未経験者なの?」と感じる上達ぶりに驚かされました。
MOEMI先生によるレッスンも、子どもたちに分かりやすいように「お盆を持つように」「キラキラ」「ガッチャン」といった例えや擬音などをふんだんに使って、振り付けを教えています。
練習を見ていると、一段と楽しそうにステップを踏む姿の子が!
志望動機を聞くと「お母さんが勝手に応募したから(照笑)」と、芸能事務所のオーディションでよく聞くような理由に、思わずくすっと笑ってしまいました。
それでもあんなに輝いて踊って見えたのは、もしかしたら、ただ者ではない…?
「to be happy」と歌う歌詞の振り付けのところでは、両手をピースにして笑顔!
見ているこちらもついほほ笑んでしまうような、飛び切りのスマイルを見せてくれました。
本番でも子どもたちからあふれ出る“楽しさ”にぜひ注目してみてください。
練習後にインタビュー撮影をしていると、「YouTubeの撮影?」と一眼レフのカメラにみんな興味津々!気づくと人だかりが。(カメラは触っちゃだめです by撮影のお兄さん)
子どもらしい一面もちゃんと見ることができ、かわいさ全開でスタートしたKIDSクラスでした。
YOUNGクラス(中学1年生〜25歳)
講師 RinA 先生
- 課題曲「Rising Sun」
- 歌「EXILE」
YOUNGクラス担当の私には、実は取材前に少しばかり心配な点が…このクラスはいわゆる思春期世代。
若くハツラツとしている一方で尖ってもいるのかな?と。。。(私も尖り散らしていた時があったなー笑)
参加者は、3歳でダンスを始めたというかたから、未経験のかたまで、バックグラウンドはさまざまだよ、と事前情報を聞いていました。
ダンスに自信のある中高生同士によるマウントバトル、より良いポジションで踊るための立ち位置争いなど……まさかピリつく空気にはならないよね?と思いながら、取材に向かいました。
到着した参加者は緊張からか、互いに目を合わせず準備をしています。やっぱりそこには不穏な空気?
初回は自己紹介や簡単に体を動かすくらいかなと勝手に思い込んでいましたが、なんといきなり振り付け指導からレッスン開始!
先生のテンポの速さに参加者のテンションも徐々に上がっていきます。
サビのダイナミックな動きが特徴的な課題曲。
以前、私が本家のパフォーマンスを見たときは、どうやっているのかさっぱり分からなかったこともあって、ここぞとばかり先生の詳細な解説に聞き入ってしまいました。
参加者の皆さんも最初は苦戦していたように見えましたが、積極的に質問して疑問点をなくそうとしています。
はたから見ていると大丈夫に見えていても、本人は納得がいっていない様子で何度も鏡とにらめっこ。振り付けができているか入念に確認している姿があちこちにありました。
さすがの若者クラスでも、この振り付けは体力が奪われるようで、みんな大汗かきながら息を切らしています。
自己紹介の時間はなかったけど、いつの間にか踊っているうちに互いの緊張がほぐれ徐々に会話も出てくるように!(始めに心配とか言ってた人誰?)
「同い年だ!」と盛り上がったり、「ダンス経験は?」と質問し合ったり、なごやかな雰囲気も出てきました。
「ダンスが大好き!」という気持ちが参加者からひしひしと伝わってきてきたYOUNGクラス。
こちらも笑顔になってしまうほど、みんな楽しんでいました!
MIDDLEクラス(26歳〜40歳)
講師 Mirina 先生
- 課題曲「R.Y.U.S.E.I.」
- 歌「三代目 J SOU L BROTHERS」
練習室へ入ってくる様子は緊張感よりも期待感が大きく、笑顔も見られたのがこのクラスの特長。ダンス経験者が多いだけあって、自信もみなぎっているように感じました。
体力的にもバリバリ踊れる年代ということで、課題曲は少し難度が高めです。
それでも軽やかなステップで次々と習得していくスピードは、全クラスの中でも一番でした。
最初に教えられた振り付けは、みんな大好きランニングマン!
曲のリズムに合わせてザッザッザッと足音が揃っていく様子にテンション爆上がり!
本番でも絶対盛り上がるところなので、このパートの練習を最初に持ってきたMirina先生グッジョブです!
おかげでスタジオ全体に一体感が生まれ、その後のレッスンへの集中力がグッと高まった気がします。
経験者揃いMIDDLEクラスの中でも一際目をひくキレキレの動きを披露していたかたがいました。
ダイナミックさの中にも指先まで神経の行き届いた繊細さもあり、ついつい見入ってしまうほど。このかたのダンスは要注目です!
「学生時代はダンス三昧でしたが社会人になり物足りなさを感じていたので、達成感をまた味わいたい」と参加されたようです。
他にも「1歳になる双子の息子たちにママが頑張る姿を見せたい」というかたや、SENIORクラスのお母さまと一緒に参加されたかたもいて、関わる年代の幅広さもMDCの魅力のひとつだなと感じました。
SENIORクラス(41歳以上)
講師 KIE 先生
- 課題曲「WON'T BE LONG」
- 歌「EXILE」
他年代のクラスよりも皆さん、練習室の入り時間が早い!
レッスン開始前から入念なストレッチで体をほぐすかたや、初対面でもあっという間に打ち解けて和気あいあいとしたムードを作っていたのは、さすが人生経験豊富なSENIORクラスという印象でした。
当たり前の話かもしれませんが先生の教え方が本当に上手で、キビキビとした動作、ハキハキとした声掛け、気持ちを高揚させる盛り上げ方など、プロの技を垣間見ました。
参加者も魔法にかけられたように次々と振り付けを覚えていき、SENIOR世代でもこんなに動けるんだと、同世代として感心しきり。
普段、運動不足のかたが急に激しい運動をした際に心配なのが「けが」です。
私も経験ありますが、頭の中の若い頃の動きと年齢を重ねた身体がリンクしない時ってあるんですよね。私も以前、息子の運動会で足がもつれて転倒するお父さんをやってしまいました……
大人になってから転ぶと思いのほか大きなけがになったりするので、本当に注意が必要です。
この日は幸い大きなアクシデントはありませんでしたが、とにかくけがには注意して、皆さん本番の舞台を迎えていただきたいです。
ちなみに参加者の最高齢はなんと69歳!しかもダンス未経験とのこと。
「もう一人の同世代と"ババァズ"を結成しました!」と陽気に語ってくれました。見た目はマイナス10歳くらい若々しく、いくつになっても新しいことに挑戦することが若さの秘訣なのかもしれません。
他にも「若い頃はディスコで踊っていました」というかたや、「シングルマザーで育児に追われ、それが終わると親の介護でやりたいこともできなかったが、今回娘に誘われて応募してみました」というかたなど、区民の方々の多様な意気込みが伝わってきて、そんな皆さんの一生に一度かもしれない晴れ舞台が、なんとしても成功してほしい!と思いを新たにした練習初日でした。
広報課:Dada / SUZUKI GPT / フー・ジモ / 甘太郎
お問い合わせ
電話:03-5722-9621
ファクス:03-5722-8674
こちらの記事も読まれています