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MDC中間報告 いざ憧れのEXPG STUDIOへ!
10月30日と31日の両日、MDC(メグロダンスコネクション)5回目の練習を取材しました。
初回からこれまでは、パーシモンホールで練習をしていましたが、この日は特別にEXPG STUDIOを借りられるとあって取材陣も気合が入ります。
それはイベント参加者も同じようで、練習室に入るなり充実した設備に目を輝かせていました。全面鏡張りの壁面が3面、音響や空調も万全で踊ることに集中できる環境には皆大満足。
いつもより広いスペースを活用して、立ち位置を決めて、移動しながらの振り付けを練習し、本番に向けて着々と準備が整っていることを感じました。
KIDSクラス
初回のレッスンでは保護者と離れ不安そうにしていた子どもたちでしたが、5回目ともなると、スタジオに入るやいなやすぐ荷物を置き、自主練習を始める姿がありました。
これには取材開始早々、いきなり驚かされました。(踊りにもキレがあり、二重の驚きが!)
この短期間で、技術面はもちろん、精神面でも一段と成長が見えます。…と思いきや、鏡の前で変顔をして自分とにらめっこをしている子どもを発見。「成長していく表情」と、「子どもらしい表情」のギャップが、なんといってもこのクラスの見どころです。
今回は振り付け以外にも、フォーメーションを学びました。
それぞれが踊りながら指定位置に移動しなければならず、大人でも頭が混乱してしまう振り付けですが、先生が言葉巧みに参加者をあおり、やる気に火を付けることで、みんなも「できる!」と元気に答え、動きでも応えていきます。
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休憩時間にMOEMI先生が課題曲の音楽をかけていると、誰からともなくみんな練習を始めてしまい、「これでは休憩にならない」と慌てて音楽を停止する場面も。
これまでの数回の練習で、ここまでダンスが上達した理由が分かった気がしました。
「このKIDSクラスで新しい友だちはできた?」と聞くと、照れくさそうに「まだできていないです」と答えていましたが、あれだけ楽しそうに一緒に踊っている姿を披露した後では、誰が見ても、もう“友だち”です
少しついていけていない子もいましたが、まだ折り返しの第5回。教えられたことをすぐに覚えるスポンジのような吸収力と、底知れぬ体力があるみんなであれば、絶対に素晴らしいステージになると信じています。
YOUNGクラス
あれ、なんだか仲良くなってる?
同年代で集まって振り付けの確認をしたり、談笑したり、レッスンが始まる前から初回とは違い和気あいあいとしています。
「友達とハロウィーンして来ました!」と顔に傷跡のメイクを施してレッスンに来た参加者もいて、ヤング年代らしい若々しい雰囲気に包まれていました。
仲良くなったきっかけは2度目のレッスン後に自己紹介をしたこと。それから一気に距離が縮まり、参加者同士でスタジオを予約して特訓もしているそうです。
さらには、インスタ(インスタグラム)交換やグループLINEもあり、お互い連絡を取り合える環境が整っていて、“今の若い子はインスタなのか…”とDM(ダイレクトメッセージ)文化に慣れていない私は感心してしまいました。
ついさっきまで冗談を言い合っていた参加者も、ダンスが始まると一変、顔つきがダンサーに!
振り付けも素人目には完璧に見えるほどキレッキレで、カメラ越しに見ている私も思わずシャッターを押し忘れてしまうほど。
振り入れもおおむね終わり、フォーメーションの指導が入ります。
立ち位置によって左右対称に振り付けをするよう指示が入ると、最初は左右逆の振り付けに戸惑っている様子もありましたが、さすが若者、即座に対応できていました。
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ダイナミックな群舞も加わり、舞台で“映える”華やかなステージになりそうな予感!
仲良くなって息ぴったりなヤングクラス、本番がとても楽しみです。
MIDDLEクラス
これまで練習してきたパーシモンホールではないからなのか、EXPG STUDIOに入ってきたときは皆さん緊張気味。スタジオに入ると、各々ストレッチをしたり、振り付けの確認をしたりと黙々と準備を始めていました。ダンス経験豊富な参加者が多いこともあり、他のクラスよりも“お互いがライバル”感があり、いい意味で緊張感があったように感じました。
レッスンが始まり、まずはこれまで振り付けした部分を通しでやることに。細かいステップに加えて、ダイナミックな手の動きがある振り付けで、1回通しただけで息が上がるほど。初回では息が合わず、振り付けのタイミングがバラバラでしたが、それを感じさせないほど、息ぴったりの振り付けになっていました。
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参加者の1人に話を聞くと、繰り上げ当選があり3回目から参加したという。「ダンス経験は10年以上あるが、周りの参加者の上達スピードが速く、焦る気持ちで日々自主練習に励んでいる」と、お互いを意識することで高め合っていると感じました。
また、休憩中には、緊張していた参加者も打ち解けあい、お互いに振り付けを教え合うなど切磋琢磨している場面が印象的でした。
今回は振り付けのほかにフォーメーションも学び、着々と完成に近づいているような気がしました。
このクラスは、仕事や子育てなどで練習時間があまり取れないかもしれませんが、残りの期間でさらに成長し、本番で一致団結した素晴らしいパフォーマンスが見られるのを楽しみにしています。
SENIORクラス
人生経験豊富なシニアクラスのメンバーもすっかり打ち解けていました。
練習のない日でもグループLINEで連絡を取り合い、希望者を募って自主練習をしたり、練習後はカフェでお茶をしたりするなど、積極的にコミュニケーションを取る様子は全クラスでも一番!まさに年の功ですね。
初回のレッスンではダンス経験者と未経験者の動きの差が最も如実に現れていたシニアクラスでしたが、5回目の練習ではその差も縮まり、自主練習の成果が見事に発揮されているようでした。
速いステップに複雑な腕の動きが追加されると、混乱してチグハグになってしまう場面もありましたが、とにかく皆さん楽しそうに踊っているのが印象的でした。
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この日はなんとEXPGの代表取締役CEOでもあるEXILE TETSUYAさんが激励に来てくれるという、大きなサプライズがありました。
「2009年、EXILEとしてLIVE参加した際にお客さんがみんな踊ってくれた思い出の曲、今でも踊り継いでいる楽曲なので皆さんも楽しんでもらえたらうれしいです」とのこと。
しかも、その課題曲「WON’T BE LONG」を一緒に踊ってもらえるという大サービス!これには参加者一同大興奮。軽く合わせているだけでも、動きのキレやしなやかさの違いがはっきりと分かるのはさすがでした。
この経験は間違いなくシニアクラスのレベルをさらに押し上げてくれたことでしょう。
まとめ
講師のかたがたにお話を伺うと、皆飲み込みが早く、かなりいいペースで仕上がってきているとのこと。その上達ぶりはうれしい誤算だったようです。
今回の練習でも完成度の高さに驚きましたが、残りの練習期間でさらにクオリティがアップした本番のステージが今からとても楽しみです。
MDC(メグロダンスコネクション)は令和7年1月19日(日曜日)開催。
今回紹介した4クラスを含め、都内高校のダンス部やプロのダンスチームなど多くのダンサーが集う一大イベント!その華やかなステージをぜひお楽しみに!
広報課:Dada / SUZUKI GPT / フー・ジモ / 甘太郎
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