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目黒区出身の吉越奏詞選手(パラ馬術)が東京2020パラリンピック競技大会に出場しました
目黒区出身で区立碑小学校、第七中学校を卒業した吉越奏詞選手(パラ馬術)が東京2020パラリンピック競技大会に出場しました。
碑文谷公園ポニー園での乗馬をきっかけに馬術を始めた吉越選手は、初出場となった大舞台で堂々とした演技を見せました。
吉越選手からみなさまへメッセージをいただきましたので紹介します。
吉越選手とハッシュタグ号(写真提供:Kazuyuki Ogawa)
吉越選手からのメッセージ
東京2020パラリンピック大会は長い間夢見た舞台でした。大好きなハッシュタグ号と最高の試合に出れたことは今後の大きな糧になりました。来年はデンマークで世界選手権が開かれ3年後はパリパラリンピックがおこなわれます。ぜひ応援よろしくお願いします。
出場結果
個人・グレードII 10位
プロフィール
氏名
吉越 奏詞(よしごえ そうし)
生年月日
2000年8月7日
身長
167センチメートル
競技
パラ馬術(グレードII)
主な成績
2018年 FEI世界馬術選手権 6位入賞
所属
アスール乗馬クラブ、日本体育大学
卒業
区立碑小学校、区立第七中学校
経歴
先天性の脳性まひがあった吉越選手。乳幼児の頃、兄の付き添いで訪れた碑文谷公園ポニー園のスタッフに「障害があっても、馬に乗ることができる」と誘われたことがきっかけで、馬術を始める。中学2年生の時、東京でオリンピック・パラリンピック競技大会の開催が決まり、馬術でパラリンピックに出場することを決意。練習場への送迎等、母のサポートにより馬術に打ち込み、才能を伸ばす。高校3年生の時に出場した世界選手権で6位入賞を果たす等、国際大会で好成績を残し、東京2020パラリンピック競技大会の日本代表選手となった。
パラ馬術とは
種目は馬場馬術(ドレッサージュ)のみで、馬を正確かつ芸術的に美しく制御する技術を男女混合で競う。障害の種類や程度により「グレード」が異なる。「グレード」はIからVまであり、競技内容と馬場の大きさが違う。技術には、基本的な「常歩(なみあし)」、対角線上の肢が交互に2拍子のリズムで動く「速歩(はやあし)」、スピードのある「駈歩(かけあし)」、前肢と後肢が異なる軌跡を描く「二蹄跡運動(にていせきうんどう)」があり、グレードIは常歩、グレードIIは常歩と速歩など、グレードにより求められる技術レベルが異なる。見所は人馬一体の美しい動き。人馬の信頼と尊重が創り出す演技は、大きな感動を呼ぶ。
東京2020パラリンピック競技大会では、個人で規定の演技を行う「個人」、1チーム3名が出場し規定の演技を行う「団体」、選手それぞれが選んだ楽曲に合わせて演技を組み合わせていく「フリースタイル」が開催された。
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