更新日:2022年4月1日

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パラ水泳 小野智華子選手インタビュー

小野選手バナー

2012年ロンドンパラリンピック大会、2016年リオデジャネイロパラリンピック大会と2大会連続で出場し、ともに8位入賞。3度目の挑戦となる東京2020パラリンピック大会で活躍が期待される小野智華子選手にインタビューをしました。

自由になれる水泳、再びの挑戦で世界を目指す

インタビューに答える小野選手

幼稚園の頃から水に入って遊ぶことが好きでした。陸上は障害物があり、私には自由な空間ではなく、水の中こそが自分の身体を自由に動かせる、その感覚が好きでした。水泳を始めたのは、小学校での障害者水泳教室からです。専門のコーチにつき、小学2年生から本格的に視覚障害者水泳を開始しました。タイムを更新することが楽しく「世界に挑戦したい」と明確に競技としての水泳を意識するようになりました。
帯広から札幌の高校に進学した時、一度水泳から遠ざかりました。ちょうど北京パラリンピックで私の得意な背泳ぎの種目が廃止されたことも一因です。後にその種目がまた復活したので、「もう一度やろう!」と決心しました。高校2年生の6月からは週1でコーチとマンツーマンで練習し、週末は帯広に帰省して泳ぐというスケジュールが始まりました。

狙いはただひとつ、自己ベスト更新で金メダルを

小野選手が世界大会に背泳ぎで出場した時の写真

2016年に就職し、社員の健康増進をサポートするヘルスキーパーとして働きながら、水泳の練習やトレーニングを行っています。練習時間が確保できるのは、会社の協力があってこそ、本当に感謝しています。コーチは、小学3年生の頃からお世話になっている寺西コーチです。パラ水泳ではターンの合図を送る「タッピング」がありますが、コーチのタッピングで順位を上げたこともあります。
東京2020、狙うは金メダルのみ。自己ベストを超え世界記録を出したいです。私は、大歓声で燃えるタイプなのでみなさんの応援をお願いいたします!

目黒区のみなさんへ

パラ水泳独特の場面も注目してほしい。水泳だけでなく、パラリンピックの素晴らしさを知っていただけるとうれしいです。

選手紹介

小野選手インタビュー

プロフィール

  • 氏名 小野 智華子(おの ちかこ)
  • 生年月日 1994年10月2日
  • 競技 パラ水泳(視覚障害S11クラス)
  • 種目 背泳ぎ
  • 所属 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
  • 目黒区とのゆかり 目黒区在住

主な成績

  • 2012年ロンドンパラリンピック大会(100メートル背泳ぎ8位入賞)
  • 2016年リオデジャネイロパラリンピック大会(100メートル背泳ぎ8位入賞)

パラ水泳とは

障害の種類や程度によりクラス分けされる。小野選手のクラスは重度の視覚障害クラスの背泳ぎ「S11」。視覚障害ではプールの壁の位置を確認することができないため、コーチがゴールやターンの直前にタッピングバーと呼ばれる棒でタッチ(タッピング)し、選手に伝える。選手とタッパー(タッピングする人)のコンビネーションが重要である。

協力

このインタビューは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の協力のもと実施しました。

お問い合わせ

スポーツ振興課

ファクス:03-5722-9754