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目黒区平和の特派員派遣
目黒区では、小・中学生を対象に、平和の尊さについて考え、学ぶ機会を提供するため、毎年8月5日から7日に「平和の特派員」として広島市へ派遣する事業を行っています。令和5年度は、合計24名の小・中学生が参加しました。
広島市では、原爆被爆者である迫田勲さんのお話をお聞きしたほか、平和記念式典への参列や広島市民等へのインタビュー、平和記念資料館の見学やとうろう流しなど、様々な活動を行いました。特派員の皆さんにとっては、戦争の悲惨さ・恐ろしさを肌で感じ、平和への思いを強くした3日間となりました。また、令和5年8月19日(土曜日)には体験報告会を行い、特派員の皆さんが実際に体験して思ったことや感じたことを発表していただきました。平和の特派員として参加された皆さんには、これからも多くの人々に平和への思いを伝え続けていただきます。
令和5年度平和の特派員任命式
平和の特派員として区長から任命され、代表者があいさつを行いました。
行きの新幹線
新幹線の中で、班ごとに平和記念公園で行うインタビューの内容や役割分担を話し合いました。
平和記念資料館の見学
広島に到着後、はじめに平和記念資料館を見学しました。
原爆被爆者との懇談
原爆で被爆された迫田勲さんから、78年前の被爆当時の状況についてお話をしていただきました。
とうろう作り・インタビューの練習
とうろうの作成や、平和記念公園で行うインタビューの練習を行いました。
平和記念式典
広島市の平和記念式典では、広島市長による平和宣言、こども代表による平和への誓い等が行われました。
平和記念公園でのインタビュー
式典の終了後、平和記念公園で、広島市民のかたや平和記念式典に参列していたかたにインタビューをしました。
これまでの平和学習の整理・仕上げ
班ごとに、インタビューのまとめや学んだこと、感じたことを模造紙にまとめました。
平和記念公園内、袋町小学校平和資料館の見学
平和記念公園で様々な慰霊碑などを見学し、「原爆の子の像」へ平和への祈りを込めた千羽鶴を捧げたあと、袋町小学校平和資料館を見学しました。捧げた千羽鶴は、児童館の子どもたちや、福祉工房の皆さん、高齢者施設の利用者の皆さん等が折ったものです。
とうろう流し
平和への願いをこめて作ったとうろうを元安川に流しました。
広島城址の「目黒の萩」への献水と広島城の見学
目黒区原爆被爆者の会である萠友会の皆さんが広島城址に植えられた萩の木「目黒の萩」に献水をし、広島城を見学しました。
体験報告会
体験報告会では、広島での体験を通じて新たに知ったこと、感じたこと、それをきっかけに考えたことなどを各班ごとに発表しました。
目黒区平和都市宣言
かつて人びとは、戦火に包まれ悲しい歴史の一ページをつくった。
時は移り、
今、平和の尊さをしみじみと思う。
青い空、緑の木々。
街には明るいあいさつがかわされ、
人びとの顔にほほえみが浮かぶ。
この幸せを再び失ってはならない。
わたくしたちは、
地球のすべての人びととともに永遠の平和を築くよう努力する。
この誓いをこめて、目黒区は平和憲法を擁護し、核兵器のない平和都市であることを宣言する。
昭和60年5月3日目黒区
お問い合わせ
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ファクス:03-5722-9409