ここから本文です。
目黒区平和の特派員派遣
目黒区では、小・中学生を対象に、平和の尊さについて考え、学ぶ機会を提供するため、毎年8月5日から7日に「平和の特派員」として広島市へ派遣する事業を行っています。令和4年度は、広島市が平和記念式典への参加人数を制限したことから、小学生の募集は行わず、中学生11人のみの派遣となりました。
広島市では、原爆被爆者である内藤愼吾さんのお話をお聞きしたほか、平和記念式典への参列、平和記念資料館の見学やとうろう流しなど、様々な活動を行いました。特派員の皆さんにとっては、戦争の悲惨さ・恐ろしさを肌で感じ、平和への思いを強くした3日間となりました。また、令和4年8月20日(土曜日)には体験報告会を行い、特派員のみなさんが実際に体験して思ったことや感じたことを発表していただきました。平和の特派員として参加されたみなさんには、これからも多くの人々に平和への思いを伝え続けていただきたいと思います。
令和4年度平和の特派員任命式
平和の特派員として区長から任命され、代表者があいさつを行いました。
平和資料館の見学
平和記念資料館、袋町小学校平和資料館を見学しました。
原爆被爆者との懇談
原爆で被爆された内藤愼吾さんから、77年前の被爆当時の状況についてお話をしていただきました。大変お忙しい中、本当にありがとうございました。
とうろう作り・とうろう発表会・とうろう流し
平和へ願いを込めて作ったとうろうを元安川へ流しました。
平和記念式典、平和記念公園内等の見学
平和記念式典へ参列後、平和記念公園で様々な資料や慰霊碑などを見学し、「原爆の子の像」へ平和への祈りを込めた千羽鶴を捧げました。
捧げた千羽鶴は、児童館の子どもたちや、福祉工房の皆さん、高齢者施設の利用者の皆さん等が折ったものです。
これまでの平和学習の整理・仕上げ
班ごとに、考えや感じたことを模造紙にまとめました。
広島城址の「目黒の萩」への献水と広島城の見学
目黒区原爆被爆者の会である萠友会のみなさんが広島城址に植えられた萩の木「目黒の萩」に献水をし、広島城を見学しました。
体験報告会
体験報告会では、広島での体験を通じて新たに知ったこと、感じたこと、それをきっかけに考えたことなどを各班ごとに発表しました。
目黒区平和都市宣言
かつて人びとは、戦火に包まれ悲しい歴史の一ページをつくった。
時は移り、
今、平和の尊さをしみじみと思う。
青い空、緑の木々。
街には明るいあいさつがかわされ、
人びとの顔にほほえみが浮かぶ。
この幸せを再び失ってはならない。
わたくしたちは、
地球のすべての人びととともに永遠の平和を築くよう努力する。
この誓いをこめて、目黒区は平和憲法を擁護し、核兵器のない平和都市であることを宣言する。
昭和60年5月3日目黒区
お問い合わせ
電話:03-5722-9205
ファクス:03-5722-9409