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更新日:2024年4月11日

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ひとめぐり「目黒警察署剣道助教 緑川博之さん・碑文谷警察署柔道助教 黒瀬遼さん」(令和6年4月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。

令和6年4月15日号 vol.33
目黒警察署剣道助教 緑川博之さん・碑文谷警察署柔道助教 黒瀬遼さん

顔写真

プロフィール

緑川博之さん(写真左)
小学1年生から剣道に励む。平成23年に警察官に任命され、指導者としては7年。現在は週2回、子どもたちに剣道を指導。

黒瀬遼さん(写真右)
小学1年生から柔道に励む。平成24年に警察官に任命され、指導者としては8年。現在は週2回、子どもたちに柔道を指導

 

勝ち負けだけではなく人を敬う心や強い気持ちを育てたい

警察署の道場で行う、子どもたちの稽古

警察署内の道場で、地域の子どもたちに柔道と剣道を教えていることをご存じですか。区内では、目黒警察署と碑文谷警察署で指導を受けることができます。
「警察署の少年柔剣道は、子どもの健全育成が目的で、人間形成や礼儀作法に重きを置いています」と語るのは、碑文谷警察署で柔道を指導する黒瀬さん。「毎年武道館で行われる錬成大会に向け、他署との合同稽古を行うなど技術習得に力を入れています。その他にも、警視庁の見学や餅つきなどのレクリエーションも開催し、仲間と楽しく取り組めるように工夫もしています」と目黒警察署で剣道を指導する緑川さん。

長年の経験と稽古に裏付けされた指導

子どもたちを指導するのは、警察署員に柔剣道を指導する現役の警察官で、幼い頃から稽古を重ねてきた武道の達人です。「私たちは機動隊の武道小隊で稽古を重ねた後、武道専科を修了し、助教という武道の指導者に任命され、警察署員の指導に当たっています」。
現在、小学生から中学生まで、目黒警察署に32人、碑文谷警察署には18人の子どもたちが所属。「子どもを指導する際に気を付けているのは、一方的な指導ではなく、対話によって子どもの主体性を育むことです」と黒瀬さん。「しっかり伝わるような言葉掛けや行動で示すようにしています。時には親御さんの許可を得て、厳しい指導をすることもあります」と緑川さんが続けます。

子どもたちの成長する姿、真剣な姿がうれしい

指導のやりがいを聞くと、「実力だけでなく、自主性が育って自分からあいさつできるようになったり、相手に対する礼法が身に付いたり。そんな成長ぶりがうれしい」と緑川さん。
また、黒瀬さんの印象深いエピソードとして、「普段からすごく仲の良い女の子同士が大会で戦うことがありました。どんな試合になるのか心配しましたが、二人とも真剣に勝負に挑み、負けた子が悔し泣きまでして。柔道に真剣に向き合う姿を見た時はうれしかったです」と語ってくれました。

剣道教室の様子

武道を通じて仲間と切磋琢磨し、育っていく

「試合も練習も相手がいるからできる、仲間がいるから厳しい練習も続けられる。相手を思いやる心や人に感謝する気持ちが育ち、厳しい練習を乗り越えることで、苦難に耐えられる強い精神力が身に付く。これが武道の魅力だと思います。ぜひ、少年柔剣道部に来てほしいですね」。
教え子が警察官になることも珍しくないとか。子どもたちにずっと指導していきたいと語る緑川さんと黒瀬さん。将来、二人の教え子と一緒に勤務する日が来るかもしれません。

柔道教室の様子

 

インタビュー編集後記

MEGURO+(めぐろプラス)では、インタビューの裏話をつづった編集後記を公開しています。ぜひ、ご覧ください。

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ファクス:03-5722-8674