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ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発しんを主症状としたウイルス性の感染症です。主に夏季に流行するいわゆる「夏かぜ」の代表的疾患です。
主な症状
2日から4日の潜伏期間の後、38度以上の突然の発熱に続き、口の中にできる水ほう(小さな水ぶくれで、痛みを伴う)が1週間程度続きます。食事や水分がとりにくくなり、脱水症状をおこすことがあります。
合併症には、熱に伴う熱性けいれんがあり、まれに髄膜炎や心筋炎が生じることがあります。
「小児を中心に流行する感染症について」(PDF:113KB)も併せてご覧ください。
主な感染経路
ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり(飛沫感染)、手についたウイルスが口に入ったり(接触感染)することで感染します。症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれます(2週間から4週間)ので、トイレ使用時やオムツ交換の際には注意が必要です。
予防のポイント
アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗いましょう。
トイレの後やオムツ交換の後、食事の前には手洗いを心がけ、集団生活ではタオルの共有は避けましょう。
咳などの症状がある場合には、マスクを着用するなどの咳エチケットを心がけましょう。
ヘルパンギーナの治療
特別な治療はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
口の中に水疱ができ食事がとり難いため、柔らかく薄味ののどごしが良く食べやすい食事を工夫し、水分補給を心がけることが大切です。
頭痛やおう吐、発熱が続く場合は主治医に相談しましょう。
ヘルパンギーナの流行状況
流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。
都内におけるヘルパンギーナの推移グラフ(10年分)
感染症名「ヘルパンギーナ」を選択してください。
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お問い合わせ
感染症対策課 感染症対策係
電話:03-5722-9896
ファクス:03-5722-9890