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水痘(水ぼうそう)
水痘(水ぼうそう)とは
水痘とは、水痘-帯状疱疹ウイルスによる感染症で、一般的には「水ぼうそう」として知られています。
主な症状
潜伏期間は10日から21日間で、発症すると38度前後の発熱、全身に直径3ミリから5ミリ程度の発しんが出現します。発しんは紅斑からはじまり、丘しん(盛り上がった赤い発しん)、水疱(水ぶくれ)、痂疲(かさぶた)と変化し治ります。
数日にわたり新しい発しんが次々と出現するため、急性期には様々な段階の発しんが混在するのが特徴です。すべての発しんが痂疲になるまで6日程度かかります。
成人では重症になることがあり、髄膜炎や脳炎などの合併症の頻度も高くなります。またウイルスは治癒後も体の中に潜伏していて、何年も経過してから「帯状疱疹」として再発することがあります。
主な感染経路
感染経路は、咳やくしゃみなどのしぶきに含まれていたウイルスが空気中に漂い、そのウイルスを吸い込むことによる「空気感染」、ウイルスが含まれる咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことによる「飛沫感染」、ウイルスが付着した手で口や鼻にふれることによる「接触感染」があります。
発しん出現の1日から2日前から、全ての水疱が痂皮化するまで感染性があります。
予防のポイント
有効な予防法は予防接種です。平成26年10月1日から、水痘ワクチンが定期接種となりました。
水痘患者に接触した場合でも、3日以内にワクチンを接種すれば80パーセントから90パーセント発病を予防でき、家庭内感染の予防や施設内感染の防止に有効とされています。また、発症した場合でも症状の軽減化が期待できます。
水痘(水ぼうそう)の治療
治療には抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなど)を使用します。
水痘(水ぼうそう)の流行状況
流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。
都内における水痘の推移グラフ(10年分)
感染症名「水痘」を選択してください。
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お問い合わせ
保健予防課 感染症対策係
電話:03-5722-9896
ファクス:03-5722-9890