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RSウイルス感染症
RSウイルス感染症とは
RSウイルスにより引き起こされる急性呼吸器感染症です。患者の約75パーセント以上が1歳以下の小児で占められています。
主な症状
潜伏期間は4日から6日です。症状としては、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。
低出生体重児、心疾患、肺疾患、免疫不全のあるかたは、重症化のリスクが高いと言われています。初めて感染した場合は症状が重くなりやすいと言われており、終生免疫は獲得されないため、どの年齢でも再感染は起こりますが、一般的には年長児以降では重症化しません。
乳幼児期、特に1歳以下でRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。
主な感染経路
患者のせきやくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」が主な感染経路ですが、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。
予防のポイント
予防には、手洗い、咳エチケットが有効です。
早産児や先天性心疾患、慢性肺疾患を有するハイリスクな乳幼児には、重症のRSウイルス疾患を予防するために薬を使用する場合があります。使用については医師の判断になります。
東京都感染症情報センター「手を洗いましょう(手洗いの手順)」
RSウイルスの治療
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。
RSウイルス感染症の流行状況
流行状況については、東京都感染症情報センターの東京都の発生状況をご確認ください。
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お問い合わせ
感染症対策課 感染症対策係
電話:03-5722-9896