ここから本文です。
感染症流行情報 手足口病が流行しています
手足口病の流行状況
手足口病は、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱などとともに、主に小児を中心に流行する感染症です。
最新の2024年第28週(7月8日から7月14日まで)において、目黒区における小児定点医療機関当たりの患者報告数は15.60人であり、警報レベルを超えました。また、東京都全体における患者報告数も16.39人と警報レベルを超え、大きな流行となっています。
感染拡大防止のため、手洗いなどをはじめとする感染対策を徹底していただきますようお願いいたします。
都内における手足口病の推移グラフ(10年分)
感染症名「手足口病」を選択してください。
(注記)
- 小児定点医療機関から報告された手足口病の患者数を保健所単位で集計し、管内の定点当たり患者報告数が5.0人/週を超えると警報開始となります。警報は2.0人/週を下回る(警報終息)まで継続し、警報開始から警報終息までの間の状態を「警報レベル」としています。
- 東京都では、「定点医療機関からの患者報告数が、都全体で警報開始基準値を超えた場合」、または「警報レベルにある保健所の管内人口の合計が東京都全体人口の30パーセントを超えた場合」を、東京都全体の警報(大きな流行が発生または継続しつつあると疑われること)としています。
手足口病の症状、感染経路と感染予防のポイント
- 口の中、手のひら、足の裏などにできる発しんや水ほうが主な症状です。熱を伴う場合もあります。
- ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスが口に入ったりすることで感染します。
- アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでのこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
- 咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットを心がけましょう。
- 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2週間から4週間)、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
「小児を中心に流行する感染症について」(PDF:408KB)も併せてご覧ください。
手足口病にかかったら・・・
手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。
基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行いましょう。
高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
関連するページ
お問い合わせ
感染症対策課 感染症対策係
電話:03-5722-9896
ファクス:03-5722-9890