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更新日:2022年8月16日

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「観る・聴く・触れる 能の世界」を開催しました(令和4年8月10日・12日)

令和4年8月10日(水曜日)および12日(金曜日)、めぐろパーシモンホール小ホール(八雲一丁目1番1号)で体験型ワークショップ「観る・聴く・触れる 能の世界」が行われ、公募で集まった小学1年生から6年生までの児童とその保護者の延べ115名が、能を体験しました。

この事業は、目黒区の芸術文化支援を目的に寄付されたふるさと納税を活用したもので、毎年度テーマの異なる事業を実施しています。今年度は、日本の伝統芸能を親子で体験・習得する機会を提供することで、歴史・伝統文化に対する関心や理解を深めることを目的としたことから、「能」をテーマに開催しました。

講師に、国内外を問わずさまざまな舞台で演じる能楽の第一人者である、シテ方宝生流能楽師 辰巳満次郎(たつみ まんじろう)氏を迎え、能の世界を観て、聴いて、触れて体験できる講座となりました。講師の辰巳満次郎氏は、故辰巳孝(たつみ たかし)氏に師事し、4歳で初舞台。辰巳家は代々、加賀藩前田家に仕え、能を伝えて来ました。現在は、東京大阪間の東海道を中心に全国で公演や実技指導、普及活動を行っています。

始めに、講師の辰巳氏から能のお話を聞きました。時折ジョークを交え、参加者からは笑い声が上がりました。次は「うたい体験」です。参加者たちは、能独特の謡(うたい)を体験しました。謡の次は、所作体験。すり足や喜怒哀楽表現を教わりました。


講師の辰巳満次郎氏から能の話を聞く


悲しみの表現の基本となる形を体験

最後に、約35分間の「羽衣」(はごろも)短縮版の公演が行われました。公演の前に、辰巳氏から、ストーリーのあらすじや見るポイントの解説がありました。


天人と白龍が出会う「羽衣」の一場面


舞を舞う天人

参加者からは、「子どもにも分かりやすい説明で、親の私もたくさん学ぶことがありました」、「今度、子どもと能を見に行きたい」、「解説を聞いてから演目を見ると分かりやすかった」等のコメントが寄せられ、短時間で、日本の伝統芸能「能」の理解を深めるきっかけとなった様子でした。

本件に関するお問い合わせ先

文化・交流課 文化・観光係
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